「介」の意味を掘り下げる!由来から名前の組み合わせの考え方まで

2019年6月7日漢字の意味(単字),男の子の漢字

「裕介」という名前を親につけてもらい生き抜いてきた30数年、その間ずっと名前の内の「介」は父親から伝えられた「人を助けられる様に」という意味だと考えてきました。

それは決して間違いではなく、中心の意味と言えるのですが、名前の意味を調べ隊を初めていくつかの記事でこの漢字を扱ってきて、それだけではない意味の広がりがあるという点を知り、文字の奥深さのドアに触れた様な気持ちを持っています。

前回「裕」のみに絞っての記事を書きましたが、漢字の成り立ちや由来を知ると、そうしたドアを開けより理解が膨らんでいく。そこが面白くて仕方がありません^^

そんなことを考えつつ、今回は「介」の意味をその成り立ちから由来、名づけのポイントまであれこれとチェックしてみましたので、一気にシェアしていきたいと思いますm(_ _)m

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「介」は一文字だけだと名前としては使いづらいよね。どう組み合わせを考えていくのか。そこが面白そう!
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まずは「介」の大まかなポイントから

基礎知識が頭に入っていると、掘り下げポイントが分かりやすくなるもの。

と言うことで、「介」のつく名前の記事では毎回出てきたものですが、改めて概要を置いておくとしましょう。


画数 :4画
音訓:カイ
名乗り:すけ たすく ゆき よし
意味
間にはさむ。間に入ってなかだちをする。両側から中のものをたすけ守る。両側からはさんで身を守るよろい。また、殻。両脇のものとけじめをつけて孤立するさま。
ポイント
魚介類のように、身体をかたく覆って守るものを指す言葉。堅実なイメージ、しっかりと自立しているというイメージが強く、男の子の名前の止め字によく使われる。
参考書籍:漢字源 改訂第六版(Gakken) 赤ちゃんの名前ハッピー漢字辞典(西東社)

登場キャラクターの名追美ちゃんが言っている様に、一文字では名前として見かけることはありませんが、個人的には意外と「介(かい)」なんて名前もカッコいいと感じたりはします。

組み合わせて使う場合、色んな読みが考えられはします。ただ、止め字(最後の文字)として見かけることが多く、少なくとも私の周りには「すけ」の読みの人しかいませんでした。恐らく完全な多数派と言って良いでしょう。

コアとなる名付けに対する想いとしては、「間に入ってなかだちをする。両側から中のものをたすけ守る。」という2つから来る「誰かを助けられる人に」となりますが、堅実さとか、しっかりさという意味も確保できるのが面白い漢字です。

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「介」の漢字の成り立ちと由来は

字の源をたどると、「人(ひと)と八(左右に分ける符号)を組み合わせたもの」とされていました。

■それぞれの形の持つ意味

人はイメージしやすいですね。八については、見方次第「両側から挟む」「両側に分ける」と解釈が変わりますが、介の持つ意味は、この2つの解釈がコアとなり作り上げられています。

前者は人を助ける、人と人を繋げるというポジティブな印象を、後者は周りとけじめをつけて孤立するなどのネガティブな印象をつくります。

ただし、後者の場合でも「一人でも生きていける」とイメージし、更に好意的に転換していくと、しっかり者とか堅実に繋がってきますね。

どちらかの意味を想いとするのも良いですし、両方を組み合わせて良いところ取りを出来るというのもこの漢字の良さだと考えてみてください。

なお、「よろい」や「殻」といった意味も先の章に記載していますが、これは人の両側に線が引かれているさまが鎧を身に着けている人を表すという解釈もあるからだとされています。こちらも助けるだとか守るという意味へと転じていきます。

名前の組み合わせを考える時のポイント

主に2文字、3文字と組み合わせて名前に使うのがこの漢字ですが、上述の様に人助けという方向の意味、またしっかり者という方向の意味として成り立っていきますので、基本的にはどんな漢字とも相性が良いです。

「誰もを敬って助けられる人になってほしい(敬介)」とか、「明るくてしっかりした人になってほしい(陽介)」など、どう組み合わせてもポジティブな意味に繋がってきますからね。

また、見た目も左右対称でバランスが良く、どんな字とも相性が良いとされています。

ただし、中には悪い意味を持つ熟語もあり、そうしたものに繋がらない様にすることは重要だと言えるでしょう。

例えば、「清介(せいかい)」という熟語には『汚れたことを嫌うせいで、世の中を上手く渡っていけないこと』『潔癖すぎて度量が狭いこと』といった意味があり、どうにもネガティブな雰囲気を出してしまいますよね。

目当てとなる組み合わせが出来たら、まずはその言葉を検索するなどしてチェックしてみましょう。もしかしたら、何かしらの熟語があるかもしれません。(「清介(せいすけ)」にしようと思ったら「清介」と検索するみたいな流れ)

なお、最近ではこの文字をサムライ風に利用するのも流行っており、「慎之介(しんのすけ)」「龍之介(りゅうのすけ)」など和風な雰囲気を作ってみるというのも面白い観点です。

「介」のつく代表的な名前

最近ではあまり型にとらわれず、自由に漢字を組み合わせていくという流れで名付けをすることも多いですが、やはり世の中には多い名前というものがあります。

当サイトでは、意味という言葉と組み合わせた形で一定数が検索エンジンにて検索をしているという前提で記事を書いていますので、サイト内で取り上げている名前を紹介するという形を取らせていただきますね。

合わせて、私の考える中心となる意味も添えておりますが、記事中では他の解釈まで展開していますので、気になるものがあればぜひチェックしてみてください。

■男の子の名前のみ

「裕介」:気持ちにゆとりを持って、人を助けられる人物になってほしい

「大介」:誰かを助けられる大きな人になってほしい

「俊介」:才能に溢れ、人を助けられる人間になってほしい

「健介」:健康に育ち、人を助けられる人物になってほしい

「亮介」:明るく、人を助けられる人間になってほしい

「涼介」:普段はクールだけど、実は人情の厚い人物になってほしい

「陽介」:とびっきり明るく、人を助けられる人になってほしい

「圭介」:私達の大切な子供として、人を助けられる優しい人間に育ってほしい

「洋介」:スケールが大きな人物になり、存分に人助けをしてほしい

「祐介」:誰もを助けられる立派な人になってほしい

「悠介」:どんな時でも落ち着いて、人の助けになれる人物になってほしい

「啓介」:どんな時でも意見を出して、人を助けられる人物になってほしい

「龍之介」:龍の様に力強くもあり、人を助ける優しさも持った人物になってほしい

「雄介」:男らしく人を助けられる人物になってほしい

組み合わせやすい故に、これ以外の選択肢も多いですが、ひとまずこれらが意味を調べている人の多い名前です。

個人的には途中で紹介したサムライ風の使い方に興味を引かれていて、自分の子供には私の「介」を引き継いでもらいつつ、純和風名を目指してみるのも面白いと思っていたりします。「裕之介(ゆうのすけ)」はちょっとやりすぎかもしれませんが(笑)

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人助けが出来ることは社会ではとても重要な要素だよね。優しくてしっかり者。結構理想の人間像だと思うわ

人助けなどの優しさ、しっかり者といった堅実さ。そうしたポジティブさを持ちつつも、密かに「孤立」という隠れ要素がある。誰かの名付けをする時はスルーしますが、自分の名前としてはそこに面白みを感じました。

私自身、誰かとずっとしゃべっていたいくらい人と会うのが好きな人間ですが、反面、独りで過ごす時間も好きで、自宅に引きこもることも多々あったりします。

名前は人を表すと言いますが、目に見えて良いポイントだけでなく、そうしたネガティブな面も心の中で反映される。長く付き合ってきた名前だからこそ、そんなイメージを持てたことが興味深いなと。

名付け側が想いをこめるのが名前だと思ってきましたが、自分自身がそこに新たな意味を入れ込んでいく。この様な要素もあるということに初めて気づき、また新たな視点で名前というテーマと付き合っていけそうだと思っています^^

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