「亮」の意味を掘り下げます!名前に隠された明るさとは!?
過去に中学のサッカー部時代の友人をキッカケに「亮介」という名前を取り上げましたが、「亮」は日常生活ではそう使うことのない漢字です。
そうした漢字を掘り下げていくと、思いもよらぬ発見がある。これもまたこのサイトを運営している役得かもしれません。
亮介の記事である程度は詳しく調べたものの、漢字単体で見ていくと更に大きな発見があるもの。そこを楽しみに、辞書や本とにらめっこしてきました~。
と言うことで、今回は「亮」という漢字の意味を、文字の全体像、由来や成り立ち、名付けの際のポイントといういつもの流れで特集していきたいと思います。一緒に見ていきましょう^^
まずは復習から!「亮」の全体像をチェックしよう
画数 :9画
音訓:リョウ
名乗り:あき あきら きよし すけ とおる まこと よし
意味
明らか。けがれがなくて明るい。はっきりしている。頭が良くて誠実な。
ポイント
「リョウ」の響きが人気で名付けでよく使われる字。明るさや頭の良さという意味が名前に向いていて、根強い支持がある。最近では「すけ」の読みで止め字として使われることも増えている。
読みは1文字で名前にする場合は「りょう」「あきら」の二枚看板で、「とおる」も時折見られます。
2文字以上の名前では「りょう」「あき」が多いですね。また、「すけ」と止め字にすることも最近は増えてきています。
ご覧のとおり、明るさという性格面での想いが名前ではピックアップされやすい漢字ですね。
また、「亮(すけ)」の読みはかつての日本で役所の補佐官を指した言葉で、そうした役割を持った人は誠実かつ、頭も良いことに期待されるもの。
それ故に、ただ明るいだけでなく、賢さや真面目さも含む言葉だと言えます。
- とにかく明るい人になってほしい
- 明るくて誠実な、優しい人になってほしい
- 明るくて頭の良い人になってほしい
などなど、明るさのみをハッキリ願いとして打ち出すのも良いですし、他の要素を混ぜてもいける漢字ですね。
どこからどう見ても悪人にはなりそうにない、前向きで素敵な名前向きの漢字だと思います^^
由来や成り立ちを掘り下げるよ
亮は『高の略体+儿(人)』の組み合わせで成り立っている漢字です。
この組み合わせはシンプルに『人が高いところに立っている状況』を表すとされており、高いところは明るい場所との考え方から明るくハッキリとしている状態を指す様になりました。
実は元々は倞という字から字体が変わったもので、京にも同様に小高くて明るい場所という解釈が出来ます。
※詳しくは以下の記事を参考にしてください
こうして由来から考えると、ギラギラとした明るさではなく、小高い丘の上で人が日差しに照らされている様な、柔らかい明るさが想像できますね。
明るさにも色々ありますが、個人的には癒し系の明るさといった雰囲気を感じています。
名付けの際のポイントはある?
冒頭で日常ではあまり使わないと書きましたが、名前では頻出する漢字ですので、不思議と難解な印象がついてこないのが「亮」です。
そのイメージからか、どちらかと言えばシンプルな雰囲気がありますので、2文字以上の名前にする場合でもどんな文字とも組み合わせやすい漢字だと言えます。
ただし、1文字の名前だと男の子名となるからか、男の子のイメージが強い漢字でもあります。
したがって、女の子に使う時は「亮香(りょうか)」とか「亮帆(あきほ)」など、女の子っぽい漢字と組み合わせると性別が紛らわしくなりづらいです。
それともう1点。ポジティブさの強い意味を持っているからか、熟語も前向きなものが多いです。場合によっては、そうした熟語も含めて検討してみると、名前に奥深さが出て来るかもしれません。
例えば…
- 亮達(りょうたつ):聡明で道理に通じていること
- 清亮(せいりょう):きよらかでハッキリしていること
この2つなんかはどことなく名前っぽい漢字の組み合わせですよね。読みはある程度自由に考えつつ、こうした要素を取り入れるというのも面白いと思いますよ。辞書で色んな熟語をチェックしてみてください^^
亮介を取り上げた時に「明るい」という解釈にはたどり着きましたが、ソフトな明るさというところまでは行きついていませんでした。
漢字単体を記事として取り上げようと思うと、更に詳しいところまでアプローチすることになりますので、こうして知らないことをまた知れた。これが私は楽しくて仕方がありません(笑)
「りょう」の読みは名付けでも人気の響きの1つです。最近はこの読みに対して「亮」の字を使う方がやや減っている様に感じています。
しかし、明るさだけでなく、スマートさなども表現できるとても素敵な漢字ですし、選択肢の1つとしては考えてみるのも面白いと思いますよ!
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