貯金が出来ないあなたに!浪費癖を直すたった1つの方法
給料をもらったら、毎月限界スレスレまで使っていませんか?
20代中盤までの私がまさにコレでした。
大学を出て、初めての就職先の給料は手取りで15万円程度。これはまあ、貯金出来なくても仕方が無いかという程度の認識でした。
しかし、その後転職した先は、税金、保険を引かれても毎月27万円は入ってくる営業会社。かなり給料は上がったのですが、それでも使い切ってしまう自分…。
極めつけは、営業成績が良かった月。
たまたま会社の月間MVPを取れた事があるのですが、その時に入ってきた月収は、歩合を含めて約100万円。さすがに、これは貯金しようと思っていたのですが、案の定、1ヵ月半程度で全て浪費してしまった自分がいます^^;
これは病的だ!と気付き、ようやく、「どうにかして浪費癖を直そう」と、自分を変える努力を始めました。
正直、「我慢」を覚えるのは中々上手く行きませんでしたが、ある方法を取る事で、私は貯金を少しずつですが貯められる様になりました。
その私が浪費癖を直す為に取った、たった1つの方法をお伝えしたいと思います。
毎月の給料をどうしても使い切ってしまうという方は、ぜひ一緒に見ていきましょう。
浪費癖の特徴を知る
私が最初に着手したのは「節約」です。最もメジャーかつ、非常に分かり易い方法だと思います。
しかし、私の場合、これでは上手くいきませんでした。
- 家計簿をつけて無駄なお金の流れを知る
- 財布に出来るだけお金を入れない
- 外食を控えて自炊を心がける
- 仕事中に飲むコーヒーなどは家で作って持っていく…etc
節約に関する本などを読んで、こうした節約術を実践したのですが、どうしても浪費が我慢出来ない…。給料日の5日前とかに、例えば通帳に5万円入っていると、まだ大丈夫だと飲みに行く。
そして、節約している事によるストレスのせいか、酔っ払うと知らず知らずにお金を下ろして使ってしまう。
こんな自己嫌悪に陥るドロ沼に足を踏み入れてしまっていました。
管理人の場合、ブランド品や高級家具などには興味はありませんでしたが、お酒を飲むのと食べる事は大好き。
飲み屋さんで、ちょいと良いお酒を見つけたり、珍しい魚があったら、高くてもついつい注文してしまいます。
酔っ払うと更に食への欲望が増加し、次は寿司屋へ、その次はBarへと大散財してしまっていました…。
さて、なぜこんな事態に陥ってしまったのでしょうか?
答えは簡単。「あればあるだけ使いたがる」という、浪費家である自分の特徴を理解していなかったからです。
私の貯金の残高が増え始めたのは、これに気がついたからでした。
浪費癖のある人が貯金をする為に
私の経験から言えば、浪費家は給料が15万でも、30万円でも、50万円でも、はたまた100万円でも使い切ってしまいます。
この癖はそうそう直るものではありません。しかし、この行動の中に、1つだけ改善の為のキーワードがあります。
それは、先の章でも触れましたが…
「お金があれば」
給料が15万円なら15万円分、100万円なら100万円分の浪費をしてしまうとしても、給料が15万円で100万円の浪費はする事が出来ませんよね。
そして、考えてみたら、月15万円でも自分は問題無く生活する事が出来ていたんです。
であれば、やる事は簡単。
月に使える金額を強制的に減らしてしまえば良いんです。
定期預金を有効活用しよう
一般的には当たり前の事かもしれません。しかし浪費家の人々には当たり前とは言いきれないものがあります。
それが見出しの定期預金。
定期預金とは、選んだ期間に決まった金額を銀行に預ける事で、普通預金よりも高い金利が付く口座の事。
例えば、「2年間は使わずに預けて置くから、2年後には返してちょうだいね。」といったイメージでお金を預ける口座です。
対して、普通預金は、「取り合えず預けるけど、私が使いたい時には返してね」といった感じですね。
要は、お金を一定期間下ろさない事を条件に、ちょっとだけ高い利息を銀行側から貰えるんです。浪費癖の無い人はこの利息を目的に、普通預金とは別に定期預金の口座を作ります。
ですが、浪費家にとっての定期預金の目的は利息ではありません。正直な話、今の時代の定期預金の利息なんて微々たるものですしね。そうでは無く…
「一旦お金を預けたら、基本的には下ろせない。」
これが最大の目的かつ、定期預金の口座を作る意味。
30万円の月給があるとすれば、毎月自動的に給与口座から5万円が定期預金の口座へと移される様にしたとします。
すると、月に使える金額は25万円になります。仮にこの25万円を1ヶ月で使い切ったとしても、定期預金には5万円入っています。そして、その5万円は引き出す事が出来ません。
浪費癖があるが故に、お金があればあるだけ使ってしまいますが、それでも年間60万円(+利息)が貯まる計算になりますね。
大切なのは「使えないお金」を毎月作る事。
最初は強制的に、だけど続けていさえすれば当たり前になってきます。
慣れてきたら、定期預金に預ける金額を増やして行く。この繰り返しで、いつの間にか手元にある金額でやりくり出来る様になり、お金を無理に使う悪癖は消え去ってしまいましたよ。
ただし、浪費家にとって、定期預金は簡単に始められるものではありません。
定期預金なんて無くても大丈夫というあなたに
実は、私が定期預金を始めると決めてから実際に実行するまでに、約二年の時間が掛かっています。
口座さえ作れば、否応無しに貯金が積み立てられていく事は頭では分かっていました。しかし、給料日前に「あと数万円は使えるはずなのに…」とストレスが溜まるのを想像すると、中々その一歩を踏み出せなかったのです。
しかし、そんな時に私の人生であってはならない事件が起こりました。
それは差し押さえです。
ある日、給料日の直後にお金を下ろそうとATMにキャッシュカードを入れたら、何故か残高が0円になっていました。
当時、私は営業職から学生時代の憧れだった料理の仕事へと転職したのですが、その間に3ヶ月程無職の時期がありました。
会社員という肩書きを失うと、社会保険は失効となり、国民健康保険を自分で支払う事になります。
しかし、当時預金がほぼ無いという状態で、本当に恥ずかしながら、その3ヶ月間支払いをしていませんでした。しかも、「就職後も3ヶ月だから、余裕がある時に払えばまあ大丈夫だろう」というダメダメな私…。
更に悪い事に、入社時に健康保険を切り替える手続きをするのを忘れてしまっていました。その結果、知らず知らずの内に社会保険と国民健康保険が二重払いとなってしまい、入社後も国民健康保険の請求が来る状態に。
当時の私には、役所から送られて来た封筒を見ないという悪癖がありました。そして、最終的に約60万円の国民健康保険が未払い扱いとなり、口座が差し押さえとなってしまったのです^^;
最終的に、役所へ出向いて事情を説明し、3か月分の保険料を支払う事で口座が復活。社会保険に加入した日を証明する事で、未払い分の請求も無くなりました。
差し押さえというのは、精神的にかなり追い詰められます。まるで、自分がとんでもない犯罪者になった様に思い、死ぬほど落ち込んだのをよく覚えています。実際、私に非があったので仕方が無い事なんですけどね。
もし、あの無職の時に貯金があれば少なくとも3か月分の保険料は払っていたはず。そして、払ってさえいれば、国民健康保険に加入している事を意識でき、切り替えを忘れる事も無かったはず。
こんな“if"が頭の中を駆け巡り、私は貯金の重要性を知りました。それで、ようやく定期預金を始められたのです。
私は差し押さえという形で、無貯金の痛みを知りましたが、例えば…
- 突然自分が病気になったら
- 突然親の介護が必要になったら
- 仕事が長期間見つからなかったら
- 車が急に壊れてしまったら
「こんな時にどうするつもりだったんだ!」と、定期預金を続ける事で、浪費癖が弱まった今となっては、昔の自分を小一時間問い詰めてやりたいと思っています。
おまけ:公共料金の支払い忘れを無くして、かつお得に暮らすには
私だけかもしれません、でもそうではないかもしれません。
浪費壁が激しかった時、私には電気代やガス代などの公共料金を支払うのが遅れてしまって、時折止められてしまうことがありました。それこそ、半年は止められないと言われる水道まで…。
払込書が来た時点では余裕があっても、「後でいいや」と放置している内に、いつの間にかお金を使ってしまっているんですよね。自分が悪いのは分かってはいても、自分が社会不適合者に思えて、毎回物凄く落ち込んでいました。
今では浪費癖も落ち着いて、そんな状況に陥ることはなくなりましたが、再び悪い虫が鳴き始めても良い様に…
- クレジットカード払い
- 口座引き落とし
ほぼ全ての公共料金を、このどちらかで払っています。どちらも、支払いを放置出来ない方法ですからね。その内、使えないものを除いて、ほぼ全てがクレジットカード払いです。
何故ならば、明細を見れば自分の生活に必要な固定費がいくらかが把握出来るから。
定期預金で引かれたお金とは言え、固定費に関してはキッチリと管理しなければいけません。でも、浪費壁があるのって、基本的にお金の管理が苦手なのが理由ですよね。その上で、自分が使ってはいけないお金をひと目で把握できるというのは、意外とありがたいものです。
ついでにポイントが貯まりますので、実質割引が利いてお得というのも捨てがたいメリットですね。
⇒携帯料金はクレジットカード払いが得?メリットがあるのか徹底調査!
⇒電気代の支払いはクレジットカードで!変更したい場合はどうすれば?
⇒家賃はクレジットカードで支払いできる?変わりつつある賃貸業界
⇒公共料金のクレジットカード払い!メリットとデメリットを大特集(まずはこれ)
最後に
浪費癖があるなら定期預金をして、給料を全部は使えない様にすれば良い。
一見簡単な事ですが、浪費家にとっては中々覚悟がいる事です。
でも、最悪な場合、私の様に給与口座を差し押さえられてしまう様な事態も無いとは言えません。更に、突然お金が必要になる時というのは、人生の中で多々あるものです。
馬鹿だった昔の私みたいになる前に、使えないお金を生み出す痛みを受け入れて、定期預金を始めてみてはいかがでしょうか?
最初は小さな金額でも大丈夫。少しずつ預金金額が増えていくのを見れば、浪費が馬鹿らしくなる瞬間がやってくるものですよ♪
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