エアコンのアンペア数を知ろう!目安と具体的な数値を特集するよ
どうも、ブレーカーが落ちないことにこだわり続けるHAGEです。
このこだわりの理由は、ブレーカーが落ちるとPS4に「強制終了するな」的なメッセージが出て怒られている様な気分になるからだったりします(笑)
まあ、それはさておき、ブレーカーとの付き合いで絶対に把握しておきたいのが、タイトルにあるエアコンのアンペア数です。
アンペアは30Aとか40Aとか、電力会社と契約している数値を超えるとブレーカーを落としますが、エアコンってかなりこの数値が大きいんですよね。ここを把握しておけば、あとどれくらいアンペアが使えるのかのイメージがかなりしやすくなります。
エアコンのアンペア数の目安と、新旧やタイプでの違いについて特集しますので、ご家庭のエアコンのアンペア数を意識するキッカケにしていただければと思います。
(前回テレビのアンペア数を記事にした際に機種ごとの数値が目安と結構差がある場合が多かったので、目安以外にもアプローチします)
まずはエアコンのアンペア数の目安と言われている数値から
エアコンについてはテレビと同じく、東京電力が公式サイトで目安となるアンペア値を紹介してくれています。そちらによると…
インバータエアコン(冷房時おもに10畳用平均)<立ち上がり時など>:
冷房5.8A<14a>
暖房6.6A<20a>
引用元:主な電気機器のアンペアの目安|TEPCO東京電力エナジーパートナー
上記のとおりです。
暖房機能の方がアンペア数は多い形ですが、どちらにせよ家電製品の中ではかなり大きめの数字に見えます(テレビは2.1Aとかですからね)。また、立ち上げ時には一気に跳ね上がっていますので、エアコンをつけようという時は、他の電化製品の使用に注意が必要だと言えそうです。
30A等の契約アンペア数を超えるとブレーカーは落ちますので、影響はかなり大きな家電だと思っておくと良いでしょう。
ただし、これはあくまでも目安。実際の機器はどれくらいのアンペア数を使うのか。状況別の違いも意識しつつ、そうした点にアプローチしていきますね。
エアコンのタイプ別アンペア数
さてさて、どう仕分けをするか悩んだのですが、一番気になるのは6畳用とか8畳用などの数字でどれほど差があるかです。また、省エネ化が進む昨今、新旧でも違いがあるのかという点も多少なりとも気になりました。
章内ではプラスアルファも含めつつ…
- 「〇〇畳用」の数字でのアンペアの違い
- 新旧機器でのアンペアの違い
この2つに絞ってチェックすることにしましたので、1つ1つ見ていくとしましょう。
「〇〇畳用」の数字によってアンペア数はどれくらい変わるのだろう
まずはエアコンのパワーを表す「8畳用」など、部屋のサイズに合わせた機種での差がどれくらいあるかをチェックしてみます。
同じブランド、同じタイプの方が良いでしょうから、19年度モデルのエオリアXシリーズ(パナソニック)に絞る形にするとしましょう。
ちなみに、なぜエオリアにしたかと言えば、家電量販店で「エオリ~ア~」と流れている歌声を初めて聴いてから、頭の中でエンドレスリピートしているからです(笑)
6畳用から14畳用(100Vのもの)のアンペア数を表にしますね。
■エオリアXシリーズ(すべて100V用)
エアコンタイプ | 冷房通常時<最大時> | 暖房通常時<最大時> |
---|---|---|
6畳用 | 4.7A<7.8A> | 4.85A<15a> |
8畳用 | 5.55A<8.15A> | 5.25A<20a> |
10畳用 | 5.5A<11a> | 7A<20a> |
12畳用 | 8.85A<11.5A> | 9.3A<20a> |
14畳用 | 10.3A<12.5A> | 12.2A<20a> |
やはり必要とされるパワーが大きいほど、必要なアンペア数も大きくなる傾向がハッキリと出ていますね。
10畳用だけ、通常使用時のアンペアが8畳用より小さくなっているという捻じれはありますが、エアコンは部屋の温度によって都度消費電力が変わる為、冷やしたり暖めたりする効率の違いからではないかと予想しています。
ちなみに、最大時がどんな時かは記述がありませんでしたが、こちらは恐らく、運転開始時だと思っておいて良いでしょう。
全てではないですが、最近のエアコンにはリモコンから使用アンペアを切り替えられるタイプのものがあります。
このタイプのエアコンの場合、例えば暖まるまではパワーが必要なので通常のアンペアで利用し、いざ暖まってしまったらアンペアを下げる。そんな柔軟な使い方も出来ます。
電気代の面でもメリットがありますので、そうした機能がついている場合は積極的に使っていきましょう。
新旧での差も見てみよう
またまたエオリアで行きたいところですが、比較的最近のブランド名なので、パナソニックのエアコン縛りで行きます。
ザックリ分けた方がチェックしやすいと思いますので、目安で出た10畳用に絞って、おおよそ5年刻みで表にしますね。
※2005年度はまだナショナルでした
■パナソニックエアコン新旧モデル(全て100V用)
品番(モデル年度) | 冷房通常時<最大時> | 暖房通常時<最大時> |
---|---|---|
CS-X209C(2019年度モデル) | 5.5A<11a> | 7A<20a> |
CS-TX255C(2015年度モデル) | 5.75A<8.3A> | 5.35A<20a> |
CS-X281C (2010年度モデル) | 5.9A<11a> | 6.6A<19.8A> |
CS-28RFX(2005年度モデル) | 4.75A<8.8A> | 5.8A<19.8A> |
機能や仕様は揃えきれませんでしたので一概には言えませんが、こうして見てみると古い方がアンペア数が少ないなんてこともあり、新旧でアンペア数の大小は考える必要が無さそうです。
私の素人目では、最近のエアコンの方が明らかに掛かる電気代が少ないから???となりますが、この様に数字を見てみるというのも面白いものですね。
一般にパワーの強いエアコンはボルト数が大きく想定されていて、200V用のエアコン用コンセントを利用していますよね。こちらと、通常のコンセントを使う100V用の差も気になりました。
結論から言いますと、ボルト数が倍になるとアンペア数は半分になります。なぜならば、そもそもの計算方法が以下のとおりだから。
電流(A)=電力(W)÷電圧(V)
パワーアップするとアンペア数も増えそうなものなのですが、ここは逆と覚えておきましょう。
だいたいブレーカーって、エアコンつけてる時にホットプレートとかコタツ、電子レンジなんかを使うと落ちるんですよね~。
エアコンのアンペア数をチェックしてみると、やはりそれなりに大きいことが分かりました。エアコンの場合、レンジなどと違い、長時間に渡って利用するものなので、ついつい存在を忘れがち。
突然のブレーカー落ちを避ける意味でも、ご家庭で使っているエアコンのアンペア数はぜひ把握しておいてくださいね!
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