一人暮らしの水道代平均金額をご紹介!利用量に合わせて考えよう
どうも!拘り過ぎない程度に節約を心がける30代独身のHAGEです。
節約と言えば、公共料金を意識することも大切ですが、最近、20代の頃と比べると水道代が随分安いということに気が付きました。
水道って一般的には2ヵ月ごとに請求が来ますが、昔は約5000円払っていたのが、今では大体4000円くらい。もちろんありがたいことなのですが、家計を考える上で、何がどうしてそうなっているのかはしっかり把握したいもの。
そんなこんなで、一般的な一人暮らしではいくらくらい水道料金を支払うものなのか、なぜこんなに金額が変わったのかをあれこれとチェックしてみました。
細かいポイントも含め、そうしたところをあれこれお伝えしていきますので、一緒に見ていくとしましょう。
まずは全国平均を知るべし
さて、まずは国の家計調査を元に、日本全国を対象とした単身者の2ヵ月ごとの平均数値をお渡ししたいと思います。全体の平均だけでなく、参考数値として属性別のものも軽くお伝えしますね。
ちなみに、水道代にあたる記載は「上下水道料金」です。
属性 | 金額 |
---|---|
全体平均 | 4,378円 |
勤労者 | 3,816円 |
勤労者以外 | 4,802円 |
男性 | 3,946円 |
女性 | 4,758円 |
※参考元:総務省統計局 家計調査(2017年)
全体平均の4,378円という数字を考えると、私の昔の料金は少々高く、現在の料金はやや節約出来ていると言えそうですね。そう考えると、多少の節約への心がけが活きていると言って良さそうです。
なお、勤労者世帯の方が金額が上なのは、仕事に出る分、家にいる時間が勤労者以外よりも短く、水道を使う機会が減るというのが理由だと思われます。男女についてはお風呂にお湯を張るだとか、選択頻度などの違いから差が出るのではないでしょうか。
と、ここまでが平均金額についてなんですが、こと水道料金に関しては、平均より安ければ節約できている、高ければ使いすぎていると言い切ることが出来なかったりします。何故ならば、地域によって料金格差があるからです。
そのあたりが私の水道料金の今昔の差のカラクリなのですが、そうしたところも掘り下げていきます。
地域によって料金は異なる
基本的な料金の計算式に違いはありません。どこの地域でも…
基本料金+従量料金
■下水道
利用量分の料金
この両方を足して、かつ消費税を含める形で請求されます。
ただ、基本料金も従量料金も、はたまた下水道料金も自治体によって大きく異なるんです。
参考までに、私が過去に住んでいた東京23区と、今住んでいる岡山市の基本料金を表にして比較してみます。
水道メーターの口径 | 東京23区 | 岡山市 |
---|---|---|
13mm | 1,720円 | 1447.2円 |
20mm | 2,340円 | 2,203.2円 |
25mm | 2,920円 | 3,715.2円 |
このとおり、明らかに金額が違うんです。
なお、水道メーターの口径はメーターがある場合はそちらに記載されています。岡山市だと口径が小さいと東京23区と比べて割安ですが、ちょっと大きくなると反対に高くなるのが分かりますね。
従量料金についても、1㎥あたりの金額は異なり、例えばメータ-口径が25mm以下でひと月あたり8㎥を使うとすると、2ヵ月での金額は東京23区で352円、岡山市で518円となります。
また、下水道料金についても同じ様に違いがあり、こちらは月8㎥で東京23区だと2ヵ月で1,120円、岡山市だと2,233円の計算です。
※東京23区、岡山市の水道料金については以下の水道局のページを参考に計算しています
⇒東京23区水道料金・下水道料金の計算方法
⇒岡山市水道局 料金のしくみ
他の自治体もチェックしてみましたが、メーター口径の刻み方から、各種金額までそれぞれ独自の金額を設定しており、やはり実際に請求される金額には隔たりがあると言えます。
一人暮らしの水道代の全国平均は前述の4,378円ですが、水道料金が高い自治体だと、この金額を超えていたからといって無駄遣いをしているとは限りませんし、安い自治体だとこの金額よりも少なかったとしても、必ずしも節約できているとは限らないのです。
自治体の料金設定は「自治体名 水道料金」等のキーワードで検索すればサッと出てきますので、ご自身の住まいに合わせて考えることが大切だと言えますね。
なお、節約を考えるならば、どれだけ水道を使っているかが結局は鍵になってきます。その辺りも一気にチェックしておきましょう。
一人暮らしってどれくらい水道を使うもの?
水道の使用量については、水道局が生活用水実態調査という名目で公表しています。
平成28年度の調査によると、一人暮らしの場合は…
- 月あたり8.2㎥
これが平均とのことです。ひとまずは、これより多く使っているか否かで節約度合いを考えていくのが良いでしょう。
※ちなみに、1㎥は1000Lです
なお、参考までに、1ヵ月8㎥、10㎥、12㎥の利用で合計料金にどれほどの差が出るのか、我が家の13mmのメーター口径に合わせて、岡山市基準で計算してみました。
使用量(月あたり) | 上下水道料金(2ヵ月分) |
---|---|
8㎥ | 4,198円 |
10㎥ | 4,596円 |
12㎥ | 5,865円 |
と、8㎥から10㎥では400円程度の違いですが、10㎥から12㎥だと1,300円近くの違いが出てきますね。
なぜこんな差が出るかと言いますと、水道の従量料金は段階別で価格がガラッと変わるからです。最低限しか使っていないと一番安い料金帯で請求されますが、一定の数値を超えると計算基準となる価格が上がるんです。
これは、水道はライフラインの中でも最も重要なものとして、生活に最低限必要な量は安くするという考え、また節水を心がけてもらう為という考えが元になっているからだと思ってください。
2ヵ月で1,300円の差があるということは、年間では7,800円の差。決して馬鹿に出来た数字ではありませんね。もっと水道を使えば、当然更に金額は上がっていきます。
一切水道を使わずに生活をすることは出来ません。まずは上述の8.2㎥を基準として、8㎥で自分の住んでいる自治体ではいくら水道料金が掛かるのかを計算してみましょう。
そうして導き出された金額と比べて安いか高いか、そこで自分の家の水道料金の状況が見えてきますよ^^
我が家の水道料金は、2ヵ月4,000円ちょっとくらいで請求が来るので、全国平均に近くもありますし、岡山市の8㎥基準の金額にも近いですね。
これを考えると、岡山市の水道料金は全国平均に近いのでしょう。
ちなみに、今回利用した家計調査で都市階級別での上下水道料の平均料金をチェックすると…
- 大都市:3,538円
- 中都市:4,644円
- 小都市:5,376円
と、大きい都市ほど安いという結果が出ていました。
このあたりは、インフラの整い具合によるのでしょうね。一般に大きい都市ほど物価は高いはずですが、水道料金はその逆なんです。
こうなると、東京に住んでいた頃より、岡山にいる今の方が水道料金が安いのが謎とは言えるのですが、恐らくは多少なりとも節約を心がける様になったことで、利用量に違いがあるんでしょうね。
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