テレビのアンペア数を特集するよ!目安と種別の掘り下げにアプローチ
どうも!先日数年ぶりに自宅のブレーカーが落ちたHAGEです、こんにちは。
ブレーカーが落ちるのって、漏電とかの問題を除けば、大体が家電製品の同時使用が問題となりますよね。仕組み的には家庭で電力会社と契約をしているアンペア数を超えたら落ちる様になっています。
落ちるだけなら上げれば良いんですが、2度、3度と続くとどんどん嫌気がさしてくるのがブレーカとも言えますよね(ご想像のとおり、私は連発しました)。
また、我が家のプレイステーション4はブレーカが落ちると「強制終了するな!」の方向性のメッセージが出ますので、怒られている気分になったりもします(笑)
これはしっかりと家電の使用状況から考えねばいかん!と、1つ1つの家電とアンペア数の関係をチェックすることにしました。
最終的には全家電を扱っていこうと思っていますが、まずはその第1弾として、ほとんどの家庭に置かれているテレビを取り上げたいと思います。目安となるテレビのアンペア数から、サイズや4Kなどのパネル方式等でどれくらいの差が出るかまでご紹介していきますので、ぜひサラッとチェックしていってくださいm(_ _)m
前提としてテレビの機種によって使われるアンペア数にはばらつきがありますので、先にご家庭のテレビのアンペア計算方法を記しておきます。
アンペアとは電流のこと。電流の計算式は以下のとおりです。
電流(A)=電力(W)÷電圧(V)
日本の電化製品の電圧は全て100Vで統一されていますので、テレビの電力数を100で割るとアンペアが出てきます。
例えば消費電力が150Wのテレビの場合、1.5Aの計算となります。
※電力値のワット(W)についてはテレビの裏面や取扱説明書に記載されています
テレビのアンペア数の目安から知っていこう
目安となるテレビのアンペア数は東京電力の公式サイトでの情報によると…
- 液晶42型 2.1A
- プラズマ42型 4.9A
主流の2タイプはそれぞれこのとおりです。液晶テレビの方がブレーカーの容量を圧迫しづらいというのが分かりますね。
ちなみに、それ以外だとアイロンの目安で14A、電子レンジで15Aなど、常時と言うよりも、必要に合わせて短時間で使うものの方が数字が大きい傾向がある様に見えます。
私の様な一人暮らしの場合、電力会社との契約アンペア数の主流は30A。これを超えるとブレーカーが落ちる訳ですが、レンジを使いつつ、別の部屋でアイロンでも掛けようものなら、あとはテレビがついていても、エアコンを掛けていてもアウト。
こうして考えると、テレビを見ながらのアイロンがけとかドライヤーの利用などには十分に注意が必要そうですね。
そう、クレ助君の言う通りです。ここまでで紹介したものはあくまでも目安となるアンペア数に過ぎません。
家庭で使っているテレビによってアンペア数の違いがありますので、タイトルにある通り、そこも合わせて取り上げていきますね。
テレビのタイプ別アンペア値
さてさて、どう仕分けするかちょっと悩んだんですが、個人的に気になるポイントをということで…
- サイズ別に
- 画面のパネル種別に(いわゆるHDとか4Kみたいなの)
この2タイプでチェックすることにしました。ハッキリとアンペア数が分かれそうだという印象があるというのが大きな理由です。それぞれを見ていくとしましょう。
テレビのサイズでアンペア数は変わるのか
それでは、まずはサイズからです。
こちらは何か1つの型番に絞ってサイズ違いでどうなるのかをチェックしてみました。省エネに対する方式なんかもシリーズごとに違うと思いますので、こうした絞り方をしています。
今回選んだのは、同じシリーズで65型、55型、50型、43型と画面サイズが豊富なTOSHIBAのREGZA M520Xシリーズ(4K)と、32型、24型、19型のあるS22シリーズ(HD)です。それぞれ、公式の仕様表を見つつ、アンペア数を計算しましたので、表にしてみますね。(多少の差異があるかもと考えて、2つのパネル方式を採用しました)
■M520Xシリーズ(4K)
画面サイズ | アンペア値 |
---|---|
43型 | 1.21A |
50型 | 1.46A |
55型 | 1.57A |
65型 | 1.59A |
■S22シリーズ(HD)
画面サイズ | アンペア値 |
---|---|
32型 | 0.52A |
24型 | 0.38A |
19型 | 0.36A |
当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、やはりサイズが大きいほど消費電力とアンペア値は大きくなる様です。
ただ、サイズの違いがあるとはいえ、M520Xの43型とS22の32型に結構な開きがあります。2つのシリーズで差がある様にも見えますね。
4Kとかハイビジョンなどの画面パネルの種類で違いはある?
さて、と言うことで今度は同サイズに限定して、画面スペック別での表を作りたいと思います。年度別に省エネ性能もどんどん進化していると思われますので、ここ2年以内(2016年以降)に発売されたものに絞りました。(ついでにHDDは外付けのものとします)。
揃えるサイズはラインナップの多い40型。1つずつと言うよりも、傾向を見る意味で複数取り上げていきますね。
なお、目安にあったプラズマについては、目安の段階で差があることが分かるという点、また、現行では発売されていないという点から除外させていただきました。
※画面以外にも省エネ要素は沢山ありますので、あくまで参考値として考えてください
■HD42型テレビ
品番(メーカー) | アンペア値 |
---|---|
REGZA 40V31(東芝) | 0.73A |
AQUOS LC-40S5(シャープ) | 0.85A |
BRAVIA KJ-40W730C (ソニー) | 0.71A |
REAL LCD-40ML8H(三菱電機) | 0.53A |
■4Kの40型テレビ
品番(メーカー) | アンペア値 |
---|---|
REGZA 40M510X (東芝) | 1.15A |
AQUOS 4T-C40AJ1(シャープ) | 1.17A |
REAL LCD-A40XS1000(三菱電機) | 0.96A |
なるべくブランドを揃えつつ、機能が近くて、4Kまでカバーしているか否かで選んだのですが(BRAVIAは4Kで40型のものがありませんでした)、こうして見ると、4Kでも映せるテレビの方がアンペア値は高い傾向がありますね。
密かに、私の頭の中では「4K=より新しくより高性能」という図式があり、新しければアンペア値が低いと想像していました。
ただ、よくよく考えれば、4KテレビってHDもカバーしているものですので、より機能が増えるとも言えるんですよね。となると、4Kの方が大きくなるというのは分かる様な気がします。
もう1点、個人的に省エネ化がどれくらい進んでいるかが気になりましたので、昔のテレビもチェックしてみました。
情報がそう多くは無いのですが、2003年発売の32型ブラウン管テレビ、32ZP58(東芝)の場合は1.72A。先にお伝えした液晶HDのREGZA S22(東芝)の32型は0.52Aですから、3倍強違う計算になりますね。ちなみに、こちらは2018年発売です。
なお、薄型液晶で比べるとすれば、ブラウン管の例と同じく2003年発売の32L4000(東芝)が1.99Aです。同メーカーの商品と考えると、やはり時代の経過と共にアンペア値は下がる傾向があると言えそうです。ただし、ブラウン管だからと言ってアンペア値が高いという訳ではない様ですね。
ちなみに、これまた東芝の国内初の量産型カラーテレビであるD-21WEの情報も発見したのですが、21型で3.80Aでした。この古き良き時代のものと比べると、省エネ性は相当進化しているのが良く分かります^^
比較的新しいテレビでアンペア値をチェックしてきましたが、クレ助君の言う通り全体として、最初に出た参考値よりもアンペア値は低めだと感じます。
古いテレビも含めての数値ということもあるでしょうが、恐らく、アンペア値は高く見積もって、ブレーカー落ちを防ぐみたいな意味合いもあるのかなと想像しています。
それにしても、サイズですとか、パネル方式での違いはそれなりにあるものですね
アンペア値によっては、他の家電をもう1つ使えるみたいな状況になったりもしますので、ぜひ目安値だけを参考にせず、ご自宅のテレビのアンペア数をチェックしてみてください。
他の家電も含めて、ある程度正確に把握しておくと、突然のブレーカー落ちによるストレスを避けやすくなりますので、結構意味があると思いますよ!
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