トイレの節水グッズは使ってはダメ!そう考える様になった私の経験
どうも!トイレでの節約愛好家のHAGEです。
…そんな愛好家がいてたまるかと、思わず突っ込みを自分で入れたくなりました、うん。
ただ、以前に「一人暮らしの水道代平均金額をご紹介!利用量に合わせて考えよう」という記事を書いてからは、確実によりトイレの水量への意識は高まっています。
それはさておき、前回の記事でトイレの節水グッズを使っていた私の実家が大変なことになったという話をしました。
すると、記事をいつも見てくれている友人から「エピソードをもう一歩詳しく読みたい」という、その友人からの初めてのリクエストが届いたのです。どうも節水グッズの導入を悩んでいるそうです。
丁度先日実家に帰る用事がありましたので、当時の話を細かく聞いてきました。それを思い出しつつ、友人と同じ様な悩みを持たれている方向けに、ちょっと詳しく書きたいと思います。
取りあえず何が起こったか
前の記事で書いたポイントなんですが、ご覧になられていない方もいらっしゃると思いますので、結論から書いていきますね。
何が起こったかと言いますと…
- 節水グッズを使った結果、家庭で対処しきれない水詰まりが起こった
コレです。
トイレの節水グッズって、ウォーターセーバーとか節水ゴマと呼ばれる「レバーを回している間だけ水が流れる様になるもの」とか、「最後にチョロチョロと出る水のロスカットするもの」などがありますが、どれも要は水を流す量を減らすものです。
※見た目が分かる様に広告を入れようかと思ったのですが、使わない方が良いという意見の記事ですので避けました。スミマセン^^;
実家で使っていたのは前者。それを使い流れる水を減らした結果、汚物が徐々に配管に詰まってしまう様になり、最終的に業者を呼んで修理してもらう羽目になってしまったのです。
支払金額は10,000円ポッキリ(ちなみに当時の消費税で300円も払っています)。
数円の節約の為に使っていた節水グッズを使ったことで、節約よりもずっと大きな出費が出てしまったんですね。
と、ここまでが全体像のまとめなんですが、そこに至るまでには一応段階がありました。
時系列を追ってみるとこんな感じ
見やすい様に箇条書きで書いてみますね。
- ウォーターセーバーを祖母が節約の為に導入する
- 使っていなかった時に比べて約15㎥(15,000リットル!)の節水になる
- しかし、数か月するとトイレ詰まりが頻繁に起こる様になる
- 大体は軽い詰まりでラバーカップ(スッポン)で詰まりは解消していた
- 6か月目にとうとうどうやっても水が流れなくなる
- 業者を呼んで10,000円を支払う
ザックリとお伝えするとこんな感じです。
最初の頃は問題なく使えていましたし、上記の通りかなりの水量が節約されていたんで、祖母も大喜びでした。ですが、徐々にトイレが詰まる頻度が増えていき、最終的にはラバーカップでいくらボコボコやっても流れなくなってしまったんですね。
ちなみに、丁度のこの時、トイレを我慢しつつ学校から帰ってきたので、家に帰った際にトイレが詰まっていて相当焦ったのをよく覚えています^^;
そして、業者の方にトイレ詰まりの原因が水量を減らしていたことだと断定されたそうで、祖母は大いにショックを受け、節水グッズを取り入れたことを咎める祖父と大喧嘩をしてしまいました。
大丈夫だったかもしれませんが、そうとは言い切れないと家族一同考えています。なぜそう考えるのかもお伝えしますね。
トイレの洗浄水量設計について
詰まりを直しにきてくれた業者の方はこんなことを言っていたそうです。
トイレは新しい物だと水量が少なく、古いものだと多い傾向があるんですが、それぞれのトイレの水量は、汚物やトイレットペーパーがしっかりと流れることを前提に設計されている。
これを無理に減らしてしまうと、配管の中に流したものの一部が残ってしまうことがあり、それを繰り返した結果、水が流れる隙間が無くなってしまったのだろう。
トイレ詰まりで呼んでもらえる時は、水量を減らしているという原因が結構あるし、業者の方としてはおすすめできない節約方法である。
これは30代中盤の私が小学生の頃の話ですが、この頃は1回大レバーを回すと10~13リットルの水が流れるトイレが主流でした(かなり古い物だと20リットルなんてものもあったそうです)。
対して、最新中の最新の節水トイレは3.8リットルで事足りたりします。
で、昔のトイレは水量が多いからと減らそうとする。そういった方が今でも多いですね。ただ、トイレには…
- 仕組みによって使われる水の適量が異なる
という特性があります。昔のトイレは水圧が今のものと比べると弱く、より遠くに汚物を流そうとすると多くの水が必要とされるみたいな感じですね。
※最新タンクレスのものだと、水道からの水と内臓タンクで加圧する水を合わせてパワーを高めているそうです
つまり、新しいトイレと比べて水量が多いからと言って、その水量はそのトイレのパワーを前提に考えられているものだということ。だからこそ、トイレが新しかろうと古かろうと、使われる水の量を減らさない方が良いということですね。
それなりに私は節約にこだわる方ですが、今でもトイレの節水グッズを取り入れていないのは、これを知る経験があったからなんです。
そう言えば、節水グッズと同じく問題になることが多いのがペットボトルを入れての水量調整とのことでした。こちらは水を減らすことだけでなく、ペットボトルが動くことで、部品を壊してしまったり、水弁を開きっぱなしにしてしまうこともあり、より注意が必要だそうですよ。
私の実家の場合、人数が多かったので、人によって流す量はそれぞれ違ったかと思います。その上で、「汚物が見えなくなったから大丈夫」という感覚で使っていた場合があるかとは思います。
ネットであれこれレビューを見る限り、節水グッズを使っている方は多いですし、問題が起きていない家庭も間違いなく存在すると言って良いでしょう。
ただ、業者の方の言っていたトイレの設計についてのポイントを考えると、私としてはやはり使うことを躊躇ってしまいます。
と言いつつも、トイレそのものに水量調整機能がついている場合もあったりしますし、どうしても使ってみたいという場合は、自宅トイレの品番を調べて、メーカーのカスタマーサポートに取り入れられるかどうかを聞くというのが良いと思いますよ。
ちなみに、トイレでの節水の為に普段できることは、私の知り得る限りでは…
- 小レバーを活用する
- 用を足す音を消す為に水を流さない(類似音を流せるアプリもある)
この2つしかありません。
もちろん、最新のトイレに変えれば一気に水量が減ることはありますので、そこを検討するのも1つの手ですけどね。
なお、決してトイレの節水グッズを使う方を否定する意図は無いという点を最後に伝えさせてください。あくまでも私の場合の話であり、私は使わないという主張だと思っていただければ幸いですm(_ _)m
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