「陽菜」の意味をじっくりと!結構色んな解釈が出来る名前かも
長期間に渡って人気ランキングの上位に居続ける名前があります。
今回取り上げる「陽菜」は近年のそうした名前の代表格。2014年には(明治安田生命調べの)女の子の名前ランキングのトップに輝いた名前ですが、毎年トップ10あたりには必ずと言って良いほど登場しています。
また、過去のランキングを追いかけてみると、2003年にも1位を取っており、長期間に渡って人気な名前なのがよく分かりますね。
使われている漢字が両方とも日常生活でも使うものであり、その安定感が人気の秘密といったところでしょうか。
今回はそんな「陽菜」の意味を、1文字1文字の全体像、組み合わせての読み方や2文字での解釈という流れで特集していきたいと思います。一緒に見ていきましょう!
「陽菜」の1文字1文字の意味&読み方
画数 :12画
音訓:ヨウ ひ
名乗り:あき お おき きよ きよし なか はる みなみ
意味
山の南側。また、川の北側(どちらも日当たりに面している)。日の当たる丘、明るい小高いところ。ひなた。太陽、また、太陽の光。明るくて暖かい。あざやかである。対立する両面のうち、積極的、能動的な方(地に対して天など)。はっきり見えるさま。
ポイント
陰の正反対の言葉として、積極的で力強い字。おひさまの様な明るい人の印象を作るが、「日」よりも積極性のある言葉である。非常にポジティブな名付けをしやすいので、男女問わず人気がある。
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⇒「陽」の意味を特集します!名前がパーッと明るくなる!?
画数 :11画
音訓:サイ な
名乗り:特になし
意味
葉・くきを食用とする草本類の総称。つみな。なっぱ。副食物(おかず)や料理。アブラナ科アブラナ属の一・二年草で、菜の花や菜種油で有名。
ポイント
「な」という響きの愛らしさと、黄色の花を咲かせる菜の花の愛らしさから、女の子の名付けでは特に人気のある文字。止め字だけでなく、先頭字、中間字として使われることも多い。ほぼ女の子に使われる文字だが、男の子の例もある。
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⇒「菜」の意味を掘り下げます!可愛らしいだけの名前じゃない
読み方としては、まず小嶋陽菜さんの場合は「はるな」ですね。「ひな」「あきな」あたりも代表格です。
中には「ひなた」と人気の読みの当て字にする場合もあります。「た」に少々違和感があるかもしれませんが、陽の当たる菜の花と考えると、当て字とは言え、そう不自然ではないのではないでしょうか。
それぞれの漢字について
『陽』は普段この漢字を使うイメージのまま、太陽による暖かさや明るさが意味の中心だと言えます。
そのまま想いとして乗せるのも良し、更に解釈を進めて、鮮やかさであったり、積極性、上昇志向であったりと、おひさまの良い面、自分のイメージを作り上げていくのも良いでしょう。
ちなみに、文字の成り立ち段階では「小高い丘」を指していたそう。このあたりからも、日当たりの良さが感じられますね。
『菜』は色んな菜っ葉という解釈も出来ますが、鮮やかな黄色を持つ菜の花のイメージを土台に名付ける方が特に多いと言われています。根底には可愛らしさの表現があるのでしょう。
それ以外でも、代表的な花言葉として、「快活な愛」「競争」「小さな幸せ」「快活」「豊かさ」などが挙げられますが、どれも名前に印象付けるものとしては前向きさが伺われますね。
なお、こちらも由来を追いかけると、そもそもは「食用になる草」であり、漢字は草を摘み取る情景から成り立っています。この観点から言えば、コツコツと努力が出来る、続けられる。そうした解釈も面白いと考えています。
代表的な解釈は
2つの漢字を組み合わせると本当に様々な解釈が出来るのがこの名前です。
そうした中で代表的かつ一般的な解釈を1つに絞り込むとすれば…
- 太陽の様に明るく、菜の花の様に可愛らしい人になってほしい
ここが一番シンプルでイメージしやすいですね。
「陽」と「菜」から真っ先に思い浮かぶ解釈ではないでしょうか。実際の漢字の意味からも外れていませんし、子供の名付けとしては理想的な解釈ではないかと思います。
ただし、名付けの際の解釈というのは人によって千差万別。それぞれの想いを乗せられるからこそ面白いとも言えます。
そうした色々な解釈にも触れていくとしましょう。
他の解釈例も見ていこう
いくつでも続けて例を出せる名前だと思いますが、ラッキーセブンの7例を今回も取り上げたいと思います。
それぞれの前後の組み合わせを変えると、まだまだ解釈が無数に生まれてきそうですね。
どう解釈しても前向きで素敵な名前だと思いますよ^^
明るく可愛らしい。これこそ真っ先に出てくる「陽菜」の解釈だと思いますが、それにとどまらず、様々な想いを乗せていける。そんな自由度がこの名前の良いところではないでしょうか。
ちなみに、私がまだ漢字に詳しくない時代には、頑張れる人とかそうした解釈は、少なくとも自分には思いつきませんでした。
恐らく、周りの人もパッとはその解釈を頭には浮かべられませんが、そんな気持ちが隠れている。これもまた素敵な要素なんじゃないかなと感じています。
もちろん、名付けられた子供にはしっかりとその想いを伝える事は大切ですけどね^^
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