「陽」の意味を特集します!名前がパーッと明るくなる!?
私の友人に「陽(あきら)」と言う名前の、正に「陽」の申し子の様な男がいます。
彼は名前の印象のまま、明るさが突き抜けていて、周りの人を照らし笑顔にする性格の持ち主で、自分の中の「陽」の印象も、彼のイメージに引っ張られる部分が大きいです。
彼の場合は1文字の名前ですが、どんな漢字と組み合わせても明るい雰囲気が漂う魅力的な文字が「陽」ではないでしょうか。
より詳しく意味を追いかけることで、更なる魅力は見えてくるもの。そんなことを考えつつ、今回は「陽」の意味を漢字の全体像、成り立ちや由来、名付けの際の注意点という流れで特集していきたいと思います。
「陽」の大まかなポイントからチェック
画数 :12画
音訓:ヨウ ひ
名乗り:あき お おき きよ きよし なか はる みなみ
意味
山の南側。また、川の北側(どちらも日当たりに面している)。日の当たる丘、明るい小高いところ。ひなた。太陽、また、太陽の光。明るくて暖かい。あざやかである。対立する両面のうち、積極的、能動的な方(地に対して天など)。はっきり見えるさま。
ポイント
陰の正反対の言葉として、積極的で力強い字。おひさまの様な明るい人の印象を作るが、「日」よりも積極性のある言葉である。非常にポジティブな名付けをしやすいので、男女問わず人気がある。
私の友人の「あきら」は上の名乗り読みの中にはありませんでしたが、変換すると出てくるので一般的な読みだと言えそうです。
2文字で組み合わせる場合は「よう」が特に多い読みですが、「はる」や「あき」「ひ」なども比較的多く使われいます。
太陽そのもの、また、日当たりの良さや明るさなどを表す文字で、名付けにおいては極めてポジティブな漢字の1つと言って良いでしょう。
- おひさまの様に明るい人柄
- 心の暖かさ
- 陽の当たる人生を歩む
- 積極的に動ける人
シンプルな捉え方だけでも、このとおり、どこをどう取っても前向きな印象が出てきますね。
よく、太陽は男性、月は女性の象徴なんて言い方をしたりしますが、「陽」の場合はその意味からか、男女問わず名付けに人気の漢字で、両性共に名前に人気の漢字として毎年ランクインしています。
組み合わせる漢字によっては力強くも可愛くもなる。そうした面白さが人気の秘密かもしれません。
成り立ちや由来はどうなっている?
「陽」は『昜(高く上がる・明るい)+阜(おか)』の組み合わせで成り立つ漢字だと言われています。
ここから、日の当たる明るい丘という解釈が生まれていくのですが、古人は「陽は楊なり」とその語源を伝えており、楊は「高く上がる」というイメージを持っていますが。語源的にはこちらが先だと言う説が強いですね。
手持ちの漢和辞典によると、高く上がるとハッキリと目立つ様になるので、明るいとか、明るく開けるという意味を持つようになったそう。
この語源を考えると…
- 人生が明るく開ける様に
- 上昇志向を持ってほしい
名付けにおいては、こうした意味合いを土台として持っていると考えるのも面白そうですね。
上昇志向と共に人生を成功させ、明るくて積極性があり、心が暖かい人。どこをどう見ても理想的な人物像が頭に浮かんできます。
もちろん、全部が全部を取り込む必要はありませんが、どこを取っても悪い意味を持ちそうにない、名前向きの漢字だと言えるのではないでしょうか。
名前に使う際のポイントについて
画数が比較的多い漢字ですので、組み合わせる文字の画数は少なめにした方がバランスは良くなりやすいです。
例を挙げると、「陽介(ようすけ)」「陽平(ようへい)」「陽向(ひなた)」みたいなイメージですね。
ただ、最近は多少複雑に見える、画数の多い文字との組み合わせ(「悠陽(ゆうひ)」「遥陽(はるひ)」など)もよく見られる様になっていますし、このあたりは好みで考えても問題はないでしょう。
他の漢字と比べて、前向き度が非常に強いので、組み合わせる漢字の自由度はかなり高いです。
ちょっとくらいネガティブな意味を持つ文字と合わせても、「陽」がそれを包み込んで前向きな印象へと変えてくれますので、色んな組み合わせを考えることを楽しんでみましょう。
私の持論として、ネガティブな解釈をされがちな文字でも、前向きな部分を見つめることで名前をつけられた側が自分の名前を好きになれるというものがあります。
「陽」はそうした心配をする(名前を嫌いになる)要素がかなり小さめであり、安心して使いやすい漢字だと言う印象が強いですね~。
もちろん、名前負けをしてしまうのではという心配はついて回りますが、それはどんな漢字でも同じこと。真っすぐに想いをこめて、素敵な名前を作り上げていっていただければと思っています。
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