「京子」の意味を追いかけた!名前の由来はやっぱり京都ガール?
私は20代の大半を料理の仕事に費やしたのですが、自分がいたお店で京子という名前の女性がバイトをしてくれていました。
彼女は非常におしとやかな人で、東京の六本木というギラギラした街の中で、時代を逆行するような優しい風を吹かせられる存在でした。
その人の場合、以前本人から聞いたところ両親が京都好きだったからという理由で強固となったそうですが、それ以来、私の「京子」へのイメージはまさに京都が中心でした。
しかし、ちょっと前に「京介」を取り上げ、京という字に色々な解釈があることを知り、私の頭の中のこの名前は、ほんの1つのイメージに過ぎなかった。そこを非常に興味深く感じ、「京子」の意味も取り上げようとなった次第です。
と言うことで、1文字1文字の意味、2文字合わせてのいつもの流れで取り上げていきますので、一緒に見ていくとしましょう。
京子のそれぞれの漢字の意味と組み合わせてのシンプル解釈
画数 :8画
音訓:キョウ ケイ
名乗り:あつ おさむ たかし ちか ひろし みやこ
意味
小高い丘。大きくて高い。王宮や政府のあるみやこ。数の名(一京)。京都のこと。東京の略。
ポイント
基本的には都(首都)を指す言葉だが、古代中国では丘や大地に都を造営したとされており、風通しがよく明るい丘が京と呼ばれていた。そこから都の意味へと派生した形。名付けにおいては、都会のイメージ、京都のイメージ、はたまた大きな数字の単位として、スケールの大きさのイメージを作るなど、色々なパターンで使われる。
※もっと詳しく!
⇒「京」の意味を大特集!名前に使う時に出てくる奥深さとは
画数 :3画
音訓:シ ス こ
名乗り:たか とし ね み やす
意味
親が産んだ子供。男の子(狭い用法では男の子を「子」と言い、女の子を「女」という)。成人した男子や、学問があり人格のすぐれた人の名につける敬称。自分の子供とみなす。ね(十二支の一番目)。小さいもの。
ポイント
かわいいイメージを持つ故に、昔から女の子の定番となっている止め字。最近は使われることが減っており、ママ世代の代表的な名前だが、「莉子」が名付けランキング上位になるなど、復権している印象もあり。そもそも言葉として性別が指定されている訳ではないし、男の子を指す意味もある為、男の子にも使えないことはないが、ほとんど例は見られない。
※もっと詳しく!
⇒「子」の意味を掘り下げる!名前への基本解釈から意外な通説まで大特集
読みとしては「けいこ」も考えられないことはないですが、やはり多いのは「きょうこ」でしょう。
『京』は確かに京都そのものも指す言葉です。ただ、それだけでなく、首都など重要な都を表す言葉でもあり、古都の雰囲気、都会の雰囲気、その両方に使える便利な漢字とも言えますね。
また、数の単位(それもメチャクチャ大きな)であることを考えると、そちらでも活用していける様に思います。解釈をするのが楽しい字といったイメージを私は持っています。
『子』については、大きな意味を持たせず、ただ女の子であることを表して1語目への願いを目立たせるといった使い方、はたまた、女の子らしさを色んな方面へと解釈していく。そこが面白い漢字です。
合わせて、「尊敬される様に~」とか、そうした意外な解釈も出来るのもポイントでしょう。どの方面で見ても、名付け側の優しい想いが感じ取れる。そんな字ではないでしょうか。
東京、京都、その両方に「京」の字があることを考えると、どちらかに限定すると言うよりも…
- 都会で人生を謳歌できる女性になってほしい
このあたりが一番シンプルな解釈ではないかと思います。
ただし、ところどころでお伝えしたとおり、解釈をするのが楽しい名前が京子です。これだけで留まる様な名前ではありません。他の色んな解釈も見ていきましょう。
2文字での他の解釈もチェックしてみよう
毎度おなじみで恐縮ですが、名前だけに縁起を大切に、ラッキーセブンの7例で行きたいと思います。
名前を漢字から解釈していくと、例はたくさん出るけど、方向性は似ることが多いです。でも、京子の場合は方向性が結構バラバラになるという印象を持ちました。
その分、名前にこめられる願いは名付け側に委ねられやすいとも言えるでしょう。
名前をもらった側にとっては、どういった意味かを把握しづらそうですので、しっかりと名前にこめた願いや想い、もしくは由来を伝えてあげたいですね。
名前は自由に解釈できる。その魅力が大いに詰まった名前が京子だと思います。
大きな可能性も感じるし、都会派のシティガール、はたまた古風な女性。色んな方向に解釈が動いて行きますね。
そこを更に広げて解釈をすると、1つの器では収まり切らない。そんなスケールの大きさをどことなく感じている私もいます^^
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません