電気ケトルとやかんを徹底比較!金額だけで選ぶべからずっ
最近、電気ケトルが流行りまくっていますね~。
私の実家では母が常時お湯が欲しいタイプの人だったので、電気ポットを利用していたのですが、一人暮らしを始めてからは、電気ケトルを使ったり、やかんを使ったりと、お湯との付き合い方が大きく変わりました。ちなみに、現在はやかん派です。
両方を使ってきた身としては、それぞれ良いところがあると考えてはいますが、メリットはそれぞれ異なるもの。それと、これはあまり今まで意識したことは無かったですが、料金面でも差があるかもしれませんよね。
その辺りを詳しく調べつつ、お金のサイトとして、コスパの観点から電気ケトルとやかんをあれこれ比較してみようと思います。
コスパを比べてみよう
意外かもしれませんが、単純に金額のことを考えるとやかんの方が安上がりです。少なくとも私にとっては予想外でした。何となく電気ケトルの方が長く使うと得になるというイメージを持っていたんですよね。
お湯を1度沸かすのに掛かる値段、購入の際の価格、ついでに個人的な利用感を考えると、コスパとしてもやかんがちょっとばかり上。結果的にこうした結論を導き出す形になりました。
それぞれを詳しくチェックしてみましょう。
お湯を沸かすのに掛かる値段
量によって多少の差は出るかと思いますが、私が朝に使う量として、1Lを目安に考えたいと思います。
先に結論をお伝えすると…
- 多少の差はあるけど、誤差の範囲
こう考えて良いかと思います。それぞれの計算結果をお伝えしますね。
電気ケトルの消費電力は1250W~1350Wあたりが主流です。間を取って1300Wとしましょう。機器によって微妙に違うでしょうが、私の持っていたもので、1Lなら沸騰するまで大体5分。東京電力で多く使われている従量電灯プランBで、平均的な電力消費量の場合は1KWHあたり26円です。
これらの数値から計算をすると…
1.3KW×0.08H×26円=2.7円
1Lのお湯は2.7円で沸くことになります。
こちらは手元にあった東京ガスさんの冊子に頼りたいと思います。
20cmのやかんで水1Lを沸かしたとしたら、中火で8.9分かかり、金額は2円になるとのことです。プロパンガスの場合、地域によって1.1~2.23倍ほど高くなると言われており、キリの良いところで2倍とすると、4円ですね。
都市ガスで1Lのお湯は2円で沸き、プロパンガスだと4円で沸く。ここを目安に出来そうです。
都市ガスだと、電気ケトルよりもやかんの方がやや安上がり、プロパンガスだと、電気ケトルの方が安上がりとなりますね。
と言っても、差があっても1円程度。年間にお湯を沸かす回数って何千回とはなりづらいので、大きな差があるとは言えないかと私は感じます。
購入の際の価格はどれくらい?
やかんも電気ケトルも価格はピンキリで、メーカー・ブランドにこだわったらどっちもどっちとなることもあるでしょう。
ただ、自分に身近な価格を参考にすると…
- ニトリで購入した2.3Lのステンレスやかんが約800円
- 近所のJOSHINで売れ筋のティファールの0.8L電気ケトルが約3500円
大体こんな感じです。まあ、この差は一概にこうだと言えないところではありますけどね(汗)
ひとまず、この価格差で考えるとすれば、電気ケトルの方が2700円高いことになります。
プロパンガスの場合は、お湯を沸かすのに1.3円高い計算を先ほどしましたが、これを回収するには2000回以上1Lのお湯を沸かす必要があります。都市ガスだと、そもそも電気ケトルよりもやかんの方が安かったですよね。
コスパまとめ
1度利用するのに掛かる金額にそう大きな差は無いですし、これが積もりに積もっても、私視点での購入価格の違いを考えると、金額面で言えばやかんに軍配が上がります。
もちろん、「コスパ」という観点で言えば、単純に価格だけでなく、その価格に対してどれくらい役立つかがポイントになってきますが、それぞれ良い点、悪い点はあるもので、個人的な感覚としてはほとんどお役立ち度は同じなんですよね~。
その意味では、コスパも自分にとってはやかんが私にとってはベターだと言えます。
そう、その通りですよね。状況によってお役立ち度は変わるもの。人によっては結果的に電気ケトルの方が使い勝手が良いということもあるでしょう。
そうした「ひとりひとりにとってのコスパ」を追求する参考にしたいただければと、個人的に感じている電気ケトルとやかんのメリット、デメリットもご紹介したいと思います。
それぞれのメリット・デメリット
人にそれぞれにこだわりがあるかと思いますが、自分がイメージするところをお伝えする形で行かせてください。
電気ケトル、やかんの順番で一気に箇条書きでお伝えしていきますね。
電気ケトル
- とにかく早くお湯が沸く
- 火を使わないので安心感が強い
- コンロが不要なのでリビングなどの部屋でお湯が沸せる
- コンロを塞がないので、料理の際に助かる
- 持ち運びが楽(底が熱くならないので鍋敷き等がいらない)
- 口が広いので洗いやすい
- 部屋で沸す場合、余ったお湯を捨てに行くのが面倒
- 他の電化製品と併用するとブレーカーが落ちることもある
- サイズ的に大容量のお湯を沸かすのには向かない(1.2Lより大きいものは滅多に見ない)
- 洗うのに専用の洗剤がいる場合がある
やかん
- 大量のお湯を沸かせる
- 流水に入れて冷ますという荒業が出来る(お茶を冷ます時など)
- 普段の洗剤でガシガシ洗える
- ストーブの上に置くと風情が出る
- 安いものはとことん安い(100均にもある)
- 火を利用する必要がある
- 錆びて変色することが多い
- 取っ手も本体も熱くなる
- 持ち運び先には鍋敷き等がいる
むむむ…。脳の端の端まで使いきってみたのですが、やかんのメリットが一部取ってつけた様なものになった気がします。こうしてみると、電気ケトルって便利ですね。現状はやかん派の自分はこれで良いのだろうか(汗)
まあ、金銭面もそうですけど、デザイン的にもやかんの方が自分的には好みというのも大きいかな。何と言うか、やかんがあると「家」って感じがするんですよ。
他にもメリット・デメリットが頭に浮かんで来たら、そこも選択のものさしにしていきましょう!
金銭面を考えると、やかんの方が電気ケトルよりも少しばかり安上がりです。
ただ、電気ケトルが便利なのは間違いないですし、コスト面の差も決して大きくはありません。不思議なもので、こうして記事を書いていると、自分もどんどん電気ケトルを改めて買いたくなっています。
自分にとってのベストというのは些細なところで変わり得るものだと、思わず実感してしまいました(笑)
お金のブログとしての立場で言えば、どちらもアリだと思います。自分が使う場合をイメージしつつ、これだ!と思える方を選ぶ。そんなザックリとした形が、最終的にはベストだというのが私の結論ですね。
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