「美子」の意味をチェックしよう!すごくシンプルな組み合わせだけど
「美」も「子」も女の子に使うには人気の漢字ですよね。
どちらとも止め字(最後の1字)というイメージが強いですが、美子という組み合わせ方もそれこそ明治時代から人気の女性名です。
それぞれ馴染み深い意味の漢字ですし、「美しい子に~」というシンプルな解釈はパッと出てきます。
ただ、漢字の由来や意味を掘り下げて解釈していくと、実はまだまだ色んな細かい名付け側の願いが隠れている。そんな名前の予感が経験上大きい名前だったりもするんですよね。シンプルな名前ほど面白いですから。
そんな期待感から、今回は「美子」の意味を取り上げたいと思います。それぞれの漢字の意味、2文字合わせての解釈という流れで解説していきますので、一緒に見ていくとしましょう。
美子の1文字1文字の意味と2文字でのシンプル解釈
画数 :9画
音訓:ビ ミ うつく(しい)
名乗り:きよし とみ はる ふみ みつ よ よし
意味
きれいな。格好が良い。物事が良い感じである。味が良い。
ポイント
左右対称で安定感があり、左右のはらいが伸びやかな文字。女性の美しさを表しやすく、昔から女の子の名付けでは圧倒的に人気を持っている。男性的な文字だったり、少々かための文字と合わせても、女性らしさを表現できる。男の子に使う場合は「よし」と読むことも。
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⇒「美」の意味を名前向きに特集します!悪い方向に考える必要はないよ
画数 :3画
音訓:シ ス こ
名乗り:たか とし ね み やす
意味
親が産んだ子供。男の子(狭い用法では男の子を「子」と言い、女の子を「女」という)。成人した男子や、学問があり人格のすぐれた人の名につける敬称。自分の子供とみなす。ね(十二支の一番目)。小さいもの。
ポイント
かわいいイメージを持つ故に、昔から女の子の定番となっている止め字。最近は使われることが減っており、ママ世代の代表的な名前だが、「莉子」が名付けランキング上位になるなど、復権している印象もあり。そもそも言葉として性別が指定されている訳ではないし、男の子を指す意味もある為、男の子にも使えないことはないが、ほとんど例は見られない。
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⇒「子」の意味を掘り下げる!名前への基本解釈から意外な通説まで大特集
読み方は色々と考えられはしますが、「よしこ」が代表格でしょう。「みこ」も時折見掛けます。
また、明治天皇の皇后さまは「はるこ」の読みで、この時代には同じ漢字で同じ読みの子が多かったそうですよ。
『美』はやはりイメージのまま「美しい」という意味合いで使うのが良さそうですね。
ただし、上のポイントにあるだけでも、格好が良いとか、味が良いとか、美しさを発展させた色んな意味がありますね。見た目の美しさの他、心とか様々な美しさに意味を広げていけると思います(もしくは全てにおいての美しさ)。
『子』については、男の子だとか尊敬されるといった意味合いも付加出来たりしますが、一般には「女の子らしく」とか、そこから発展させた「可愛らしい」みたいに使う。そんな慣習がありますよね。
また、真っすぐに自分の子供を表して「私の大切な子」みたいに、愛情を表現するというのもアリではないでしょうか。
ひとまず、「美しい子に~」というのは最初に書きましたので、それ以外で特にシンプルに解釈すると…
- 美しさと可愛らしさを兼ね備えた女性になってほしい
こうした願いがこめられていると考えられるとも思います。
ただし、名前を楽しみつくす、または考えつくすにはここで止まる訳にはいきません!他の解釈例も見ていきましょう。
色んな解釈へと広げてみよう
縁起よく、ラッキーセブンの7例を出していきたいと思います。
全体的に方向性が似てきましたので、最後の1つはかなり無理やりかもしれません( ・´ー・`)
イメージとして、女性が望む2つの重要要素が重なった、女性ならではの名前だと思います。とことんポジティブな組み合わせですね。
シンプルさを極めている故に、私の視点だとかなり完成度が高い名前です。
ただし(私は基本的に「名前負け」というものはないと考えてはいますが)、物凄くキレイな子、可愛い子などを周りがイメージしがちなので、思春期などには男女両方からからかわれる対象になることは無きにしも非ず。
若い内はそうしたところがプレッシャーになる怖さもありますので、名付け側としてはどんな想いをこめてこの名前をつけたか。それをしっかりと話して、名前を好きになってもらう。時にこうした考えが大切になってくるかもしれません。
美子という名前の土台は単純ですが、どこか奥深さを感じさせられます。
最近の若い子にはあまり見かけることが多くない様に思いますが、そこにこめられる願いだけでなく、昔からの日本の名前の美しさを表現できる何とも素敵な名前だと思いますよ。
掘り下げて考えるもよし、シンプルに考えるもよし。自由自在なのが名前であり、名づけの興味深いポイントですね~。
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