「彩」の意味を特集します!色んな視点での願いに溢れる名前になるよ
今では30代も後半に入ってきたHagyですが、そんな私にも髪の毛がフサフサでエネルギーに溢れていた中学生時代がありました。
その頃に、人生初めての彼女が出来たのですが、その娘の名前が「彩」で、私にとっては非常に思い出深い名前です。手も繋ぐことなく別れてしまったのですが、今となっては甘酸っぱい大切な記憶ですからね~。
今回はそんな「彩」の意味を特集していきたいと思います。
漢字の全体像、由来や成り立ち、名付けの際のポイントという流れでお話をすすめていきますね。一緒に見ていくとしましょう。
「彩」の全体像から見ていこう
画数 :11画
音訓:サイ いろど(り) いろど(る) あや だみ
名乗り:いろ たみ さ あ
意味
いろどり(取り合わせた色模様)。様子や姿。ほどよく色を付ける。また、色を取り合わせる。栄えある事柄。
ポイント
女の子の名付けに人気のある漢字で、いろどり豊かな人生を願う、芸術的な才能やセンスを持った人になど、様々な印象を作り上げることができる。色彩の豊かさがベースとなる漢字なので、男の子に使うこともでき、最近は密かに人気が高まってきている。
読みとしては「あや」に特に人気があり、「綾」や「絢」よりも使用例が多いと言われています。また、今風の響きになるということで「さい」の読みもよく使われますね。
最近では「あ」「さ」など、アレンジして使う方も増えてきています。
ベースとなるのは色の組み合わせである「いろどり」の意味で、そこから解釈を広げていける漢字だと言えます。
- いろどり豊かな経験をしていってほしい
- センスに溢れる人になってほしい
- 表情豊かな人になってほしい
- 美しい人に育ってほしい
などなど、色彩が豊かなイメージに名付け側の想いを自由に乗せていけるのが面白いですね。
以前は1文字で「彩」、もしくは「彩子」などのシンプルな組み合わせが多かったですが、最近は「彩心(あやみ)」が女の子の名前のトップ50入りをするなど、組み合わせの自由度が高まっています。
由来や成り立ちはどうなっている?
彩は『采(一部を選び取る)+彡(模様)』の組み合わせで成り立つ漢字です。
そこから、模様にする色を選び取るさま、いろいろな色を取り合わせた模様が彩と呼ばれる様になりました。
こうした成り立ちからは、名前の解釈としてセンスに溢れるといった方向性が強く浮かび上がりますね。
なお、色とりどりの「色」は、女性の人を惹きつける容色(美貌)を表すとされており、彩からは様々な要素を持った美しさも連想されていきます。
そうしたところが、女性名に特に使われている理由だと言えるかもしれません。
名付けの際にポイントはある?
広く解釈できる分、いわゆる名前負けを気にせずとも良い、名前に使いやすい漢字だと言えます。
字形のバランスも良いので、どんな漢字と組み合わせてもキレイに見えやすいというのもメリットですね。
この「彩」には素敵な熟語も多いので、そうした言葉を探してイメージを深めるのも面白いですね。星彩(星の輝き)、彩霞(美しい朝焼けや夕焼け)など、美しい情景に使われることも多いです。
ただし、「彩花(さいか)」という言葉にだけは要注意。
元々は繊維のいろどりを表す「綵」が使われた「綵花」という言葉だったのですが、そこから変化して、花屋さんなどでは造花を意味する単語として使われています。
「あやか」の読みで人気の組み合わせですし、響きも含めて素敵だとは思いますが、造花というのは明らかに名前向きではありません。
こちらを名前とする場合、周りの人からそうしたツッコミを受けて、自分の名前が嫌いになってしまう恐れもありますので、名付け側がしっかりとどんな想いを持って名前にしたのかを伝える心がけは必要だと考えておくのが良いでしょう。
思い返せば、私の初めての彼女の彩ちゃんは物凄くキレイな女の子でした。
私を含め、周囲の人間は彼女にとても似合った名前だと感じていた様に思います。
もちろん、「美しさ」のみを求めて名前に使うのは多少の難しさもありますが(本人が将来気に病む可能性がある)、美しさは容姿以外にも使われる言葉ですし、そもそもが「いろどり豊かな人生を」など、他にも解釈が広がるもの。
そうして様々な視点を持って、とっておきの願いをこめた名前にしていきたいですね~。
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