「啓介」の意味をチェック!名前に隠されたしっかりとした願いとは
拝啓
皆様お元気でしょうか…
と、手紙の書き出しから入ってみましたが、啓介の「啓」の字。こちらは日常においては、個人的にこの頭語のイメージがとても強いです。
ただただ何となく書く言葉だという印象もあり、大した意味がこの字には含まれないと思われる方もいる様ですが、掘り下げて考えていくと名付け側の願いがしっかりと見えてくる漢字だと言えます。
「介」と合わさることで、「啓」が更に理想的な人物像を描く。そんな名前だと言えるかもしれません。
今回はそんな「啓介」の意味を、1文字1文字の意味、2文字合わせての解釈の順番でチェックしていきましょう。
啓介の1文字1文字の意味と2文字組み合わせてのシンプル解釈
画数 :11画
音訓:ケイ ひら(く)
名乗り:あき さとし はる ひろ ひろむ ゆき よし
意味
開く。開放する。闇が明るくなって夜が明ける。申し上げる。教える。
ポイント
開くには啓門みたいに物を開く意味もあるが、人の目を開いて物事を理解させるという意味もある。これが申し上げるという意味にも繋がってきて、自分をしっかり持って意見を言える人物像が描かれやすい。その他、教える為には学びが大切な為、真面目さが表現されたり、知識が開けることによる明るく前向きなイメージも持っている。
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⇒「啓」の意味を掘り下げます!名前に聡明な印象が出てくるかも
画数 :4画
音訓:カイ
名乗り:すけ たすく ゆき よし
意味
間にはさむ。間に入ってなかだちをする。両側から中のものをたすけ守る。両側からはさんで身を守るよろい。また、殻。両脇のものとけじめをつけて孤立するさま。
ポイント
魚介類のように、身体をかたく覆って守るものを指す言葉。堅実なイメージ、しっかりと自立しているというイメージが強く、男の子の名前の止め字によく使われる。
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⇒「介」の意味を掘り下げる!由来から名前の組み合わせの考え方まで
読み方の可能性は幾通りかありますが、「けいすけ」がやはり基本となるでしょう。
拝啓は「つつしんで申し上げる」という意味を持ち、「啓」は「申し上げる」にあたります。
ここから、自分の意見を言えるなどの意味に広がりを持っていきますが、他にも誰かを何かから解放したり、教えたりと、様々な捉え方が出来る言葉です。
大元は「前提として閉じた状態、暗くて見えない状態があり、それを開いて、明るく見える様にする」という源を持つ言葉で、確かに上記の意味全てに繋がっていますね。
「介」の代表的な意味は「助ける」ですね。ただし、殻や鎧のイメージから、しっかりとした人を印象付けるのに使われることもあり、解釈は決して1つではないのが面白いところです。
啓介と組み合わせてシンプルに解釈するならば…
- どんな時でも意見を出して、人を助けられる人物になってほしい
これが一番真っすぐかなと思いますね。
ちなみに、私の頭には生徒会長という存在が真っ先に浮かんできました(笑)
ただし、解釈の仕方次第でもっと色んな願いをこめられそうな名前です。ここからは、そうした他の解釈も考えていきたいと思います。
2文字での様々な解釈も見ておこう
名前について考える時は運気という言葉から頭が離れません。と言うことで(今回も)ラッキーセブンの7例を頭を捻って出してみました。
全体としては賢さと優しさ。それと、強さ。そうしたところを感じさせられる名前だと感じています。
どう解釈しても、圧倒的に立派な人物像が私の頭の中には描かれました。真っすぐに素晴らしい人物へと育っていって欲しい。そうした気持ちがどんな捉え方でもこもっている。そんな素敵な名前ではないでしょうか。
「介」は今まで何度も取り上げてきましたが、初めて扱う「啓」にも様々な意味がこめられていることが体に染み込みました。
むしろ、啓の方が解釈により広がりがあるかもしれませんね。
賢さが印象付けられる「啓」。優しさが印象付けられる「裕」。これらを組み合わせると、悪いところが見つかりません^^
名前に意味のない文字なんてない。そんなことを改めて感じている今日この頃です。
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