クレジットカードを強制解約される!4つの理由を徹底的に
今まで使えていたクレジットカードが突然使えなくなった。
こんな状態になったら愕然としそうですが、あり得ないことではありません。とは言え、自分自身は何とかこれまで強制解約とはならずに過ごしてきましたので、私がこの記事を書いても実感のこもらないものとなってしまうでしょう。
という事で、今回は実際にクレジットカードを強制解約された経験のある、友人のY君に書いてもらいたいと思います。
強制解約となる理由
こんにちは。HAGE君の友人のYです(なんかアルファベットだらけですねw)。私のブログ師匠からの依頼があったので、私の強制退会経験も含めてその理由を書いていきますね。
昔々、解約の憂き目にあって絶望した時に調べに調べた経験がまさかこんなところで活きるとは思っていませんでした(笑)
強制解約されてしまう理由は主に…
- 支払いが滞ってしまう
- 登録情報に嘘があった
- 何らかの不正利用がバレた
- 信用情報が悪化した
以上の4つだと言われています。
この中で最も多いのが1つ目の支払いの滞り。すなわち延滞でしょう。
私自身もこれが原因でした。一番大切なポイントですので、まずはこの延滞について詳しくお伝えしていきたいと思います。
延滞を繰り返したり、その期間が長くなると強制退会になる
1度や2度なら大丈夫な場合も多いのでしょう。私は3度目の延滞でアウトでした。
支払いそのものをしていない状態が続いたり、何度も延滞をしているとある日突然クレジットカードが強制的に解約されるものだと思ってください。
そもそも、クレジットカードを発行する時って規約を読んでから契約・審査と進んでいくものですよね。そして、どのクレジットカード会社でも、「毎月の支払いはちゃんとしてくださいね~」ということは必ず明記しています。
例えば、私が今持っている三井住友VISAカードだと、第23条(会員資格の取消)にこんな風に書かれています。
(3)カード利用代金等当社に対する債務の履行を怠った場合
何だか難しい言葉ですが、要するに「貸したお金を返さなかったら会員資格を取り消しますよ!」ということ。
契約の段階で約束をしている訳ですから、延滞はその約束を破ってしまったということ。これが明記されている以上、支払いが滞れば強制解約となっても仕方がないことなのです。
そして、この延滞にどんな理由があっても、それはカード会社には関係ありません。
「どうしようもなかった」と言ってもムダ
私の場合は、給料日とカードの支払日のタイミングが悪い上に、貯金が全く出来ていなかったのが延滞の原因でした。
カードの支払日が毎月20日だったのに対して、給料が入ってくるのが25日。お金のやりくりが下手なダメダメな男だったので、支払日にお金が残っていないなんてことが多かったのですね。で、3回目の延滞の時に強制的に退会させられてしまったのです(ちなみに、事前連絡はありませんでした)。
これは明らかに私が悪いです。しかし、他にも色んな理由がありますよね。私と同じく強制解約になった人の話をネットでチェックすると…
- 交通事故にあってしばらく入院していた
- 倒れてICU(集中治療室)に入っていた
- 子供が知らないうちに使っていた
などなど、同情の余地があるケースもしばしばあります。
ですが、どんな場合であれ請求書は必ず自宅に届いていますし、かつ、元々「期日に支払いをします」という約束があるのです。
よく、「手紙でしか連絡しないなんてあり得ない」という愚痴を聞くことがありますが、カード会社側に立って考えてみると、莫大な数がいるであろう延滞者に1つ1つ電話をするのは明らかに不可能です。私も愚痴ったクチですが、数か月後に落ち着いて考えると、仕方が無いことなんですよね^^;
大元に約束がある以上、延滞が理由での復活は不可能と言っても過言ではありません。こちらとしては不測の事態にも備えておかなければならない。これがクレジットカードを使う上で常に意識すべきことだと、私はこの失敗から学びました。
それも気になるところですよね。それでは、残りの3つの理由、「登録情報に嘘があった」「何らかの不正利用がバレた」「信用情報が悪化した」についても簡単に見ておきましょう。
登録情報に嘘があった
審査を受けた時に送った名前や住所、勤務先や年収などが本人のものでなければ、それが分かった段階で強制解約されてしまいます。
通常は審査の段階で分かるものですが、たまたま何かしらの理由で審査に通った場合でも、後から分かったら、すぐに強制的に退会扱いとなるでしょう。
ちなみに、引越しなどでの後からの変更については、いきなりの解約は通常ありません。あるとしたら、途上与信(カード会社による定期的な個人情報チェック)が確実に掛かる更新時でしょうか。
どちらにせよ、何があるか分かりませんので、住所の変更や、結婚での名前の変更などがあった場合は、必ずカード会社に届ける様にしましょう。
⇒「クレジットカードの住所変更!忘れていたらどうなるの!?」
何らかの不正利用がバレた
規約に反する利用方法があった場合も、強制解約の対象となります。
多いのが…
- ショッピング枠で購入した品を即時販売する現金化
- 本人以外の利用(家族含む)
この2つですね。
特にクレジットカードの現金化は悪質な行為とされており、見つかった時点で一発アウト。これを「上手くやる」と語っている業者もあったりしますが、手を出さないのが賢明です。
⇒「クレジットカードを他人に貸すのは危険!最悪の場合は…」
※ショッピング枠の現金化についても特集記事を作りました
⇒「クレジットカードの現金化って違法なの!?手を出してしまうその前に」
信用情報が悪化した
信用情報が悪化というと、年収の低下、特に無職になるなどのケースを想像するかもしれませんね。
ですが、これくらいなら基本的には更新の時までは大丈夫でしょう。
⇒「クレジットカードと無職の関係!更新時は大丈夫なのっ!?」
信用情報の悪化で強制解約となる可能性が特に高いのは、「他社の借金の延滞」です。
複数のカードを持っている場合、支払いを度重なり延滞する、もしくは長期間延滞するという様な状況があれば、芋づる式に全カードが停止となってしまうケースが多々あります(稀に大丈夫なカードもある様ですが、私は当時持っていた3枚全部がアウトでした)。
カードだけでなく、自動車や自宅などのローン、消費者金融でのキャッシングなども厳しく見るカード会社も多いです。
どんな状況でも借りたお金は必ず返す。当たり前のことだからこそ、最大限の注意が必要ですよ。
他の理由はともかく、延滞による強制解約は、確かにクレ助くんの心配とおりカードを作れなくなってしまう可能性が非常に高いです。いわゆるブラックリストに入ってしまうといった形ですね(実際にはブラックリストというものは存在しませんが、信用情報に延滞マークが付きます)。
私はこの状況に実際になってしまいました。今では復活していますが、ちょっと詳しくお伝えしておきますね。
延滞からのブラックリスト入りは本当に大変
一般に「61日以上」の延滞をしてしまうと、カード関係の信用情報機関CICに延滞した旨が残されます(異動情報と呼ばれる)。この状態になると、新規カード作成の際の審査でまず間違いなく落とされてしまいます。同じく信用情報機関JICCにも延滞情報は残ります。こちらは3ヶ月以上の延滞ですね。
また、実のところ61日間(もしくは3ヶ月)の延滞をせずとも、カード会社のさじ加減によって情報を残されることもあります。私は61日間の延滞はしませんでしたが、繰り返し延滞をしたのでやっぱりカードが作れなくなっていました。
で、復活をする為に何をするかと言いますと、ずばり、待つしかないんですよね。
完済後に…
- CIC:5年間
- JICC:1年間
これだけの期間履歴が残るとされています。
実は私は1年に1回くらいカードの新規発行にチャレンジしていたんですが、やはり5年間は無理でした。よくブラックの喪が明けると言われたりするんですが、5年経ってカードが発行された時は本当に嬉しかったです。
ただ、カード会社の社内には当然情報が残るのでしょう。強制解約されたカードに関しては(私は申し込みませんでしたが)作れないのが当たり前とされており、これは仕方がないことと反省するしかありません。
私の周りで強制解約された人は、皆が皆、延滞です。61日どころか、1年完済出来なかったケースの方もいますね。
で、延滞者間で色々と話をするのですが、私も含め共通するのが、「それくらいなら大丈夫だと思っていた」という意見。
ついついカード会社のせいにしてしまうものですが、時が経てば経つほど、自分に非があったことに気付いていきました。結局のところ、毎月支払いをするという約束を破っていることに他なりませんから^^;
正直、精神的に強制解約はかなりコタえます。
私の様な状況にならない様に、どんなことがあっても支払いは出来る環境作り。それを意識していってくださいね。自分も今では反省して、常に口座には余裕を持った金額を毎月残しておく様になりました。
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