大学生がクレジットカードを作るのに親の許可は不要?バレずに作るポイントとは
飲み会でクレジットカードの話ばかりしていたら、いつの間にか友人にクレジットカードマニア認定をされたHAGEです、こんにちは。
私の場合、大学時代は親の家族カードしか持っておらず、買うもの全てがバレるので、学生の頃はクレジットカードを使っていませんでした。でも、クレジットカードを使い始めて十数年、こんな便利なものを大学時代に作っていたらと思うことばかりです。
ただし、自分の大学時代を振り返ると、まず親の許可はもらえなかっただろうなとも思いますね(酔っぱらうと金遣いが荒くなっていたので 汗)。となると、仮に当時クレジットカードを作るとなると親に内緒で申し込むしかなかったとなります。
実はコレ、クレ助くん達の話のとおり、そうは問屋が卸さない場合と、卸す場合が存在します。一体どう捉えれば良いのか、大学生がクレジットカードを所有する際の親からの許可に関するポイントに迫っていきますので、一緒に見ていくとしましょう。
最大のポイントは年齢にアリ!
クレジットカードはカード会社にもよりますが、多くの場合18歳から申し込みが可能です。大学生の一般的な最少年齢は18歳ですので、申し込み可能なカードであれば問題なく審査を受けることは出来ますね。
ただし、親の許可・確認については成人か未成年かで話が変わってきます。
- 20歳未満:親の許可と確認が必要
- 20歳以上:親の許可と確認は不要
例外なく、こうしたルールがあると考えてください。
18歳、19歳の場合はどうやっても親に許可をもらう必要があります(正確には親権者か未成年後見人)。これはカード会社によるものではなく、民法第5条、つまり法律によって定められていることです。
ピンと来ないかもしれませんので、民法第5条をそのまま引用しますね。
1.未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。ただし、単に権利を得、又は義務を免れる法律行為については、この限りでない。
2.前項の規定に反する法律行為は、取り消すことができる。
3.第1項の規定にかかわらず、法定代理人が目的を定めて処分を許した財産は、その目的の範囲内において、未成年者が自由に処分することができる。目的を定めないで処分を許した財産を処分するときも、同様とする。引用元:六法全書
この中の法律行為には「契約をすること」も含まれています。つまるところ、クレジットカード会社と契約をしてカードを持つには、法定代理人(親権者か未成年後見人)の同意が必要になってくるという訳です。
したがって、どのカード会社も未成年との契約時には契約者の親の許可を必要とするのは仕方が無いことなんですね。
カード会社はどの様に親の許可を確認するの?
カード会社によって同意の確認方法は違いますが、まず申込書や申込ページに親の住所、名前、電話番号を記す必要があり…
- 添えられた同意書で確認する
- 電話で確認する
- 手紙を送り、書面で確認する
この3つの方法のどれかが取られますので、覚えておきましょう。
ちなみに、成年の場合はこうした確認は無いものと考えておいてください。
未成年の場合、友達などに親役をやってもらい、ごまかそうと思ってしまうかもしれません。恐らく、大学時代の私はそう考えた可能性が高いです…。でも、それは無理です。
クレジットカード会社は様々な信用情報を確認でき、それで審査を進めていきます。例えば、携帯料金の支払いなどもそうした信用情報に入っていますので、住所を偽ってもすぐにバレますし、電話でも厳重な本人確認があります。また、書面の場合は当然本人を証明できるもの(免許証)などが必要になってきます。
この様に、2重3重で厳格なチェックをしますので、友達を親と騙ることはまず不可能だと思っておきましょう。
また、クレジットカードの契約は法律行為ですが、他人を親として契約するのは詐称、つまるところ詐欺にあたります。これは重大な法律違反で、法で罰せられる可能性も十二分にあります。何かと契約をするということは、それほど重要なことであると心に刻んでおきましょう。
その通り。クレ助くんの親戚は何とか親に許可をもらわないといけないんですね。
と、ここまでが未成年の場合の話ですが、成人の場合でも、親にクレジットカードを持っていることがバレてしまう可能性は多々あります。
実家を離れて一人暮らしをしている場合はさして気にすることはありません。でも、実家暮らしの場合は別。至る所で親がカードに関わる何かを目にする、耳にする機会はあるもの。社会人でも一緒に暮らしている家族に気付かれない様にカードを持つのは大変ですからね。
それを踏まえつつ、ここからは20歳以上の大学生が親にクレジットカードの申し込みや所持がバレない為に必要なポイントを知っていきましょう。ちなみに、ハードルはメチャクチャ高かったりします^^;
成人大学生でも実家に住んでいる場合は注意が必要だよ!
例えば、財布の中のクレジットカードをうっかり親の前で出さないというのは当然のポイントですが、それだけを注意しておけば良いという訳ではありません。
絶対的に必要になるのは…
- 携帯番号で申し込むこと
- web明細を利用すること
- 本人限定受取郵便でカードを届けてもらうこと
この3つのポイントです。どれも重要ですので、1つ1つを細かく見ていくとしましょう。
なお、これらを実行したとしても避けきれない罠がある場合もありますので、そちらも合わせて紹介させていただきます。
携帯番号のみで申し込もう
クレジットカードの申し込みの際には、自分の電話番号を記入する必要があります。そうした電話番号の項目には自宅番号と携帯番号を書き込む欄がありますが、ここには携帯の電話番号だけを入れましょう。
最近では自宅電話を持たずに、携帯だけで生活する方も多いので、携帯番号だけでも審査的には問題ありません。
実家住まいの方が自宅の番号を書き込むと、本人確認等、何らかの用事で自宅にカード会社から電話が掛かってくる可能性があります。これに自分以外の家族が出たとすれば一発でバレてしまいますね。
web明細を必ず利用しよう
何にカードを使ったかを確認出来る明細をカード会社は毎月用意してくれます。この明細には…
- 手紙で郵送される紙の明細
- インターネットのサポートページで閲覧できるweb明細
この2種類があります。自宅に送られると、封筒にはカード会社の名前が記載されていますので、家族が目にしてしまう可能性は高いです。したがって、2つの内、web明細を選ぶことが大切です。
基本的には申し込み時、もしくは契約時にどちらの明細かを選ぶ項目がありますので、その際に確実にweb明細を選んでおきましょう。
もし選ぶ方を間違えたり、そうした項目が無かったとしても、サポートページやカスタマーセンターへの電話で変更は出来ますので、安心してください。ただし、その変更が遅いと明細が届いてしまいますので、初めて利用する前に設定をすることが大切ですよ。
本人限定受取郵便でカードを受け取ろう
クレジットカードは基本的には郵送で届きます。ただし、必ず受取確認が必要ですので、自分が自宅にいない場合、家族が受け取ったというサインをしなければいけません。これではバレてしまう可能性は高いですね。
こうした場合は本人限定受取郵便でカードを送ってもらうことで、危険を多少なりとも回避することができます。ただし、カード会社によってはこの方法を取ることが出来ませんので、申し込み時に注意深く選択項目があるかをチェックする必要があると思っておいてください。
理想的に本人限定受取郵便を受け取るまでの流れは以下のとおりです。
- まず郵便局の名義で通知書の入った封筒が届く(「本人限定受取型の郵便が届いています」というお知らせ)
- 自宅へ届けてもらうか、郵便局に取りに行くかを選ぶ必要がある
- 郵便局に取りに行くと電話で連絡する(番号は通知書に記載されている)
- 身分証明書を持って郵便局で受け取る
この形であれば、自宅に届くのは郵便局の名前の封筒だけ。カード会社の名前を目にされることはありませんね。もちろん、家族が通知書の封筒を開けてしまったら話は別ですが^^;
なお、このタイプの郵送方法を選択できない場合は、カードが届くであろう日が近づいたら、出来る限り自宅にいて、郵便が届いたら自分で受け取るしかありません。これは、中々ハードルが高いと思います(汗)
一部のカードでは郵送だけでなく店頭での受け取りも選択できます。
アコムACマスターカードやエポスカード、セゾンカード、DAIMARU CARDなどがその代表格。これらのカードは消費者金融の無人窓口(むじんくん)、デパートやショッピングセンターなどのカウンター等で受取が可能なんです。つまり、自宅へのカード郵送でバレる心配をする必要がありません。
この内、学生さんに圧倒的にオススメなのはエポスカードですね。
エポスカードは有名百貨店であるマルイ(0101)の発行するクレジットカードで、学生向けのサービスも幅広く扱っていますので、大学生にも非常に作りやすいカードです。
還元率(支払いにつくポイントが何円分になるかの割合)は0.5%と平均値ですが、年会費が永久無料なのが特に嬉しいポイント。
また、それだけではなく、白木屋や笑笑、魚民などではポイントが5倍になったり、ビックエコー、シダックス、カラオケ館などのカラオケ屋では店員さんに見せるだけでルーム代が30%オフになるなど、学生の行動範囲を意識したサービスを用意してくれています。
受け取れる場所はマルイの他、日本各地にありますので、以下の公式サイトでお近くに受取カウンターがあれば選択肢の1つに入れてみるのも良いと思いますよ。
ちなみに、当サイトでは大学生だけではなく、実は社会人にもおすすめしているカードだったりします。HAGEのサブカードもこのエポスカードで、主に割引目的で利用しています。ついでに、いつも何かしらの入会キャンペーンをやっているのも嬉しい点で、私の入会時には5000ポイントがもらえたのをよく覚えていますね~。
と、ここまでが特に注意すべきポイントなのですが、先にお伝えした通り、もう1つ伝えなければいけない点があります。
記事を作る前に近いテーマのサイトをあれこれ見てみたのですが、あまり載っているところがありませんでした。でも、極めて重要なものですので、ぜひスルーせずに読んでいただければ幸いですm(_ _)m
ただし、もう1つ重大な罠がある
本人限定受取郵便の利用やエポスカードなどの店頭受取を使えば、カードが届く時には親の目を免れることが出来ます。ただし、それ以外の郵便物が突然自宅に届く可能性もあると覚えておいてください。
カードに付加出来る保険などのサービスの案内、いわゆるダイレクトメール(DM)がそうした郵便物です。
こうしたダイレクトメールは忘れた頃にやってきますが、必ず封筒にはカード会社の名前が書いてあります。これを親が見たら「この会社とどんな付き合いがあるの?」と詮索される可能性も出てきますね。
「前に学校で開かれたクレジットカードの勉強会に行って…」など言い訳が思いつかない訳ではありませんが、やはり大変です(汗)
ただ、最近はカード会社も郵便に掛かる料金を減らす意味合いで、メールでそうした案内を送る場合もありますし、そもそもダイレクトメールが届かない様に設定できる場合もあります。私のメインカードの1つであるアメックスカード(もう1枚は楽天カード)だと、会員向けのサービスサイトでそうした設定が可能でした。
とは言っても、他の全てのカードまで状況を把握している訳ではありません。ダイレクトメールが気になる場合は、申し込み前にカスタマーサービスに電話を掛けて、その点を聞いておくのが良いでしょう。
未成年であればクレジットカードの作成に親の許可は絶対に必要ですが、成人ならば許可は特に不要です。
ただ、実家住まいの場合、郵便物や電話等でカードの所持に気付かれてしまう場合は多々ありますので、ここまでを参考に、あれこれと注意していきましょう。
個人的にはクレ子ちゃんの言う通り、親に伝えて堂々と持つのが一番だとは思います。成人、つまるところ大人になったことを考えると、選択自体は自分の自由でもありますからね。
と言っても、カード嫌いの親御さんなどはやはり良い顔はしないもの。伝える場合は、カードがなぜ必要なのか、それをじっくりと考えて伝える事が大切だと頭に置いておいてくださいね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません