「裕子」の意味を追いかけた!「子」の解釈が意外と楽しいよ
先日「裕美」の意味についての記事を作りましたが、今回はその姉妹とも言えそうな「裕子」を取り上げたいと思います。
子という字は可愛らしい雰囲気を持っていますね。パッと頭に浮かぶ意味合いは「子ども」ですし、実際のところそれが一番の基本となるのは間違いないでしょう。
ただ、漢字を追いかけると、他の解釈も出てくるかもしれませんし、そこが名前の面白いところ。
これまた定番の「裕」と組み合わせると、どんな意味を持つ可能性があるのか。そうした観点で情報を追及しつつ、裕子の意味にクローズアップしていきます。
1文字1文字の意味と、組み合わせての土台となる意味とは
画数 :12画
音訓:ユウ
名乗り:すけ ひろ ひろし まさ みち やす ゆ ゆたか
意味
広くゆとりがあるさま。ゆたか。ゆとりがあって困らない。
ポイント
物、お金がたくさんあるだけでなく、それによって生じる心のゆとりも表す。
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⇒「裕」の意味を掘り下げてみる!漢字の由来から命名のポイントまで
画数 :3画
音訓:シ ス こ
名乗り:たか とし ね み やす
意味
親が産んだ子供。男の子(狭い用法では男の子を「子」と言い、女の子を「女」という)。成人した男子や、学問があり人格のすぐれた人の名につける敬称。自分の子供とみなす。ね(十二支の一番目)。小さいもの。
ポイント
かわいいイメージを持つ故に、昔から女の子の定番となっている止め字。最近は使われることが減っており、ママ世代の代表的な名前だが、「莉子」が名付けランキング上位になるなど、復権している印象もあり。そもそも言葉として性別が指定されている訳ではないし、男の子を指す意味もある為、男の子にも使えないことはないが、ほとんど例は見られない。
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⇒「子」の意味を掘り下げる!名前への基本解釈から意外な通説まで大特集
2文字を組み合わせての読み方としては「ゆうこ」「ひろこ」が定番で、他の読みはあまり見られません。
「裕」に関しては、金銭面のゆとり、心のゆとり、両方を合わせたあらゆるゆとり。そうしたところを指す言葉で、名前にはとても使いやすいですね。お金をイメージさせるのが苦手な方でも、器の大きさを表せます。
「子」も大体イメージ通り「子ども」を指すと言えそうです。調べてみて面白かったのが、男の子を指すことですね。ただ、やはり一般的に女の子の名前という印象が広まっていますので、工夫しても男の子の名付けには使いづらそうです。
と言いつつも、聖徳太子から「太子」とするのはアリかもしれません。
どちらにせよ、裕子とつけると、やっぱり女の子の名前に他ならないですね。
意味を最も広く捉えつつ、シンプルな意味をこの名前に込めるなら…
- 私達の子どもとして、ゆとりある幸せな人生を歩んでほしい
こんな感じがピッタリはまりそうです。
もちろん、名前は色んな解釈が出来ますし、そこに名付け側が自分の希望する想いを入れられるのが面白いところです。漢字の意味を参考に、色んな解釈を考えてみますね。
他にもこんな意味を持つ可能性が
「裕」の意味を、あらゆるゆとりではなく、お金や心に限定したり、「子」を細かく解釈すると様々な組み合わせ方が出来ると言えるでしょう。「子」に敢えて意味を添えないというのもアリですね。そうすると、1文字目の意味が強くなります。
それこそ数限りなく永遠に出てくるものだと思いますが、このサイトでは毎度おなじみのラッキーセブンでいってみましょう。
「子」の解釈で、人格が成熟した人、可愛らしい人と、イメージがかなり変わってくるのが面白いです。
「裕」の文字と組み合わせて、器の大きさと可愛らしさというギャップを表現することも出来ますし、人格がしっかりしているという強調表現にもなりますね。
そう考えると、名前から出る雰囲気がその人に出てくると言うよりも、名付け側がどんな願いを込めたか。そこが重要性を帯びてくる名前と言えるかもしれません。
ポイントを振り返ってみましょう。
パッと「子」に出てくるイメージは可愛らしさ。しかしながら、解釈次第ではしっかり者ともなる。そこが「裕」と組み合わさることで、持たせる意味合いの自由度が高い名前が裕子。リサーチと考察を通して、私はこう感じました。
有名人だと、中澤裕子さんと共に、水野裕子さんもこの名前を持っている人として有名ですが、彼女は身体を鍛えているので有名で、男っぽさなんかもよくネタにされています。
「子」に男の子という意味合いがあることを考えると、これまた名前にしっくりくる。ここが面白くもあり、不思議なところでもありますね~。
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