10パーセントの計算方法!電卓&暗算のベスト技【計算ツール付き】
どうも!小学生の頃にソロバンを全力で習ったおかげか、計算には少しばかり自信のあるHAGEです。
上のクレ助くんとクレ子ちゃんの会話に登場した小学生の甥っ子ですが、実はこれ、私の体験だったりします。消費税が10パーセントになったことで計算自体は楽になったのですが、小学生(3年生)に教えるとなると結構難しいんですよね~。
そんな中あれこれと試行錯誤した結果、私的に一番伝わりやすい形が出来上がりましたので、10パーセントの計算方法をここでシェアしたいと思います。
ちなみに、その小学生の子には太鼓判を押してもらいました(笑)
※消費税には軽減税率もありますね。食料等を対象にした消費税8%については以下の記事でご紹介しております
まずは計算フォームを置いておくよ
2020年にアップしてから長らく見ていただいてきたこのページですが、先日新たに8パーセントの記事を作り、その際に計算フォームがあると便利だということに気が付きました。
一足先に8パーセントの記事の方に計算フォームを入れましたが、こちらの記事にも追加させていただきます👍
※小数点以下の端数まで出るフォームにしています。小数点以下を切り上げにするか切り下げにするかはお店によって判断が異なりますのでご注意ください
基本の計算方法
パーセント計算への考え方の基本として、1パーセントは0.01倍というものがあります。
10パーセントはその10倍なので、0.1倍ですね。例えば、100円の商品を1つ購入するとしたら消費税が10パーセントならば、100(円)×0.1で10円の消費税を支払う必要があります。
これをシンプルに表すと…
税抜き価格×0.1=消費税額
こうなります(消費税10%の場合)。
あとは金額を加算する(消費税込み or 10%値上げ)、引く(10%オフ)によって数式が変わってきます。
税抜き価格+税抜き価格×0.1=税込み価格
■10パーセントオフの価格計算式
税抜き価格-税抜き価格×0.1=税込み価格
このとおり、消費税分を足せば税込み金額が出てきます。また10パーセントオフの場合はその反対で引くだけですね👍
電卓を使う場合はこちら推奨
ただし、電卓を使う場合はこの式で計算するとキーを押す回数が増えてやや面倒。そんな時は商品価格自体は100パーセントで、それに10パーセントを足すか引くかで考えましょう。
税込み価格(もしくは10%値上げした金額)を求める場合110パーセント、10パーセントオフを求める場合は90パーセント、つまり1.1倍や0.9倍で計算するのが簡単です。
税抜き価格×1.1=税込み価格
■10パーセントオフの価格計算式
税抜き価格×0.9=税込み価格
暗算だと少々混乱する人もいそうなのが1.1倍ですが、電卓であればこちらの方が簡単でしょう。
※10パーセントオフ、およびパーセントオフの計算方法につきましては以下の記事に更に詳しく記しています
まずはここまでで例題を出してみますね。
100均にて税抜きで100円の商品を13点購入しました。消費税を10パーセントとすると税込みの合計価格はいくらでしょうか?
まず、100円の商品が13点ということで、100円×13で税抜き価格の合計は1300円となりますね。あとはこちらに先ほどの公式を当てはめていけばオッケーです。
- 1300円+1300円×0.1
- 1300円×1.1
これでどちらも1430円となります。
実際に両方を電卓で打ってみましたが、やはり後者の方が早かったです。パーセントを習うのは小学5年生ということで、3年生の子に概念を完全に理解してもらうのは難しいですが「電卓なら1.1が魔法の数字だよ」という点だけまずはしっかりと覚えてもらいました^^
掛け算で出した数字には同じ数で割ってしまえば元に戻るという特徴があります。
例えば100に2を掛けたら200になりますが、そちらを2で割れば100に戻ります。またもう少しややこしくして123に5を掛けたら615になりますが、やはり5で割ると123になりますね。
こちらと同じ考えで…
- 税込み価格(10%アップされた価格)÷1.1=値上げ前の価格
- 10%オフの商品価格÷0.90=値下げ前の価格/li>
こう計算すれば「元の価格に戻る」。つまり消費税が加算される前や値下げ前の価格が求められますよ😊
電卓の%キーは使わないの?
ほとんどの電卓には"%"のボタンが付いていますよね。
あのボタンは例えば15820円の25パーセント引きなど、やや複雑なパーセントの計算をする時にキーを押す回数が減りますので、会計の仕事だったり電卓技能検定などスピードが求められる場合には欠かせないと言われています。
ただ、メーカーによって押していくキーが違ったりもして自分は混乱してしまいますので、少なくとも消費税の計算には使っていません。
一応、10パーセントの税込み価格を計算する際のボタンを押す流れを紹介しておきましょう。税抜き100円の商品だと仮定します。
■カシオの電卓で押すボタン
100⇒×⇒10⇒%⇒+⇒=
■他メーカーの電卓で押すボタン
100⇒+⇒10⇒%⇒=
これで正解である110の数字が出てきます。
きっと使いこなせば便利なんでしょうが、利用する電卓が毎回変わる私の様なタイプだと、パーセントボタンは使わずに計算した方が簡単だと思っています(汗)
暗算するならシンプルに行こう!
スマホなどが登場して電卓アプリをサッと開ける時代になってはきましたが、消費税の計算で都度アプリを開いたり電卓を出すのは面倒なもの。
暗算でパパッと計算したいところですし、私の親戚の子もその方法を知りたがりました。そして、一番苦戦したのもそこだったり…。
基本的に先に紹介した「税抜き価格+税抜き価格×0.1=税込み価格」の式が暗算向きなのですが、まだまだ頭の中でパパッとこれを計算はできないんですよね^^;
その上で、やっていることは同じなのですが、伝え方を変えたらしっかりと出来る様になりました。その方法とは…
- 税抜き価格から0を1つ取る(1300円なら130円といった具合に)
- それが消費税なので、商品価格にそれを足す(1300円+130円)
こうした流れで、計算は足し算だけにして、プラスする金額については、0を減らすというものです。
これであればやることは足し算だけなので、小学3年生でも紙に書けば十分に計算ができます。大人であれば暗算するのも簡単ですよね。
またまた例題を見てみましょう。
キャベツ1玉が税抜き価格140円で販売されていました。消費税を10パーセントとすると、この商品の税込み価格はいくらでしょうか?
こちらを上記の形で計算するとすると、まずは140円の0を1つ取って、消費税が14円と導き出すことになりますね。
そして、それを140円に足していきますので、140円+14円で税込み価格は154円となります。
計算の機会が増えると少しずつややこしくなりますが、これであれば1度の計算で答えを導き出せる。ここを大きなポイントだと考えてみてください。
スーパーなどの小売店や飲食店などではお客さんの混乱を避ける意味とサービスの意味を含めて、一桁目は0の数字としている場合がほとんどです。
ただ、他の商売も含めて一桁目が0以外の数字になる可能性が無い訳ではありません。
そうした時には例えば155円等の税抜き価格の場合は0を取れませんが、小数点を1桁ずらして15.5円と消費税を計算します。
しかしながら、法的にこの0.5円を切り上げる切り下げるというルールはなく、販売者側に16円とするか15円とするかは委ねられていますので、それこそ会計をするまで分からないと考えておきましょう。
※元価格を求める場合は暗算でもそのままで頑張って計算しましょう💦
と、私が小学3年生の子に10パーセントの計算方法を教える際には、0を1つ減らしてもらうというのが最終的な着地点でした。
パーセントの概念をあれやこれや教えようとするのではなく、まずは形を覚えてもらうのが簡単だという手ごたえを得ています。
ただし、パーセントを教わる小学5年生くらいになったら、学習という意味も含めて、「税抜き価格+税抜き価格×0.1=税込み価格」「税抜き価格×1.1=税込み価格」の2つの式をしっかりと理解してもらうことも大切でしょう。
ちなみに、私自身計算をする時は、10パーセントと聞くとほぼほぼ自動的に0を取ってしまうので、意図せず足し算だけをしていたりします。
サッと計算する時には、そんな風に公式にとらわれすぎずに答えを出す。大人の方もそこを意識するとより楽になると思いますよ。やっている人も多いとは思いますので釈迦に念仏かもしれませんが(汗)
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