電気ストーブのアンペア数ってどれくらい?目安と実存機器で伝えるよ
私の実家では電気ストーブが最強のブレーカーを落とす存在だったHAGEです。こんばんは。
さてさて、今までテレビ、エアコンとアンペア数の目安と細かい数字をお伝えしてきましたが、今回は冬の真っただ中ということもありますし、ありがたい暖房器具である電気ストーブについて取り上げたいと思います。
実家の古い電気ストーブはそれこそ、コタツやホットプレートなんかのこれまたアンペア数の大きい家電と一緒に使うことも多く、スタートスイッチをひねった瞬間に部屋が真っ暗になることがよくありました。
元からそういう家電なんだというイメージがありますが、新しいものだとどうなんだろう…という疑問がこれまた降って湧いてくるんですよね。何せ、実家の電気ストーブは昭和生まれの逸品だったものですから^^;
流石に最近の機種はそこまで激しくはないだろう。そんなことを思いつつ、いつもの様に電気ストーブのアンペア数の目安と、視点を分けての実在機種のアンペア数をあれこれチェックしてみました。一緒に見ていくとしましょう。
一般的な電気ストーブのアンペア数の目安から行ってみよう
さてさて、エネルギー革命を座右の銘とするエネチェンジさんの公式サイトでチェックしたところ…
- 9.9A
この数値がベースとなる電気ストーブのアンペア数とのことでした。
エアコンだと6A台、テレビだと液晶で2A台だったことを考えると、やはり高めです。
比較的最近の機種を元にしているでしょうし、やはり電気ストーブを利用しようとする時には、他の家電、また自宅の契約アンペア数に気を配っておくことが特に大切だと言えそうです。
電子レンジとかアイロンなど、サッと使うものは基本的により利用アンペア数は大きいので、暖かい場所でそうしたものを使おうとするならば尚更ですね。
確かに、電熱器を暖める昔ながらのものから、ハロゲンヒーターなんかも思いつきます。あとは、コンセントに繋いで繋ぐオイルヒーターも電気ストーブのくくりと言っても良いかなと。
それぞれそれなりに違いはあると思いますので、次章では電気ストーブの種類別のアンペア数をまとめていくことにします。
ハロゲンとかオイルとか、種類別ではどう変わる?
比較的新しい機器での違いを調査することにしました。
比べるものは以下の7種類です。
- ニクロム線電気ストーブ
- ハロゲンヒーター
- カーボンヒーター
- グラファイトヒーター
- シーズヒーター
- パネルヒーター
- オイルヒーター
ニクロム線に電気で熱を入れるストーブ。いわゆる昔ながらの電気ストーブがこれ。
扇風機の様な形のものが有名な、ハロゲンランプを発熱体にした電気ストーブ。火事等の問題が起こり、最近は人気が低下している。
炭素繊維(カーボン)を発熱体にしたタイプのもので、ハロゲンヒーターよりも人体を暖める効率が良いとされている。
カーボンヒーターの上位版の様な電気ストーブ。炭素繊維である黒鉛を利用しており、遠赤外線がより多く放出されるタイプ。
ニクロム線を使ったタイプだが、それだけでなく、線を酸化マグネシウム等でくるみ、かつ金属管で覆ったものを指す。耐久性、防水性に優れている。
電気ヒーターをパネルで覆うことで、表面はそう熱くせず、より広範囲を暖めるという特徴を持ったもの。
通常、電気ヒーターは電熱器のまわりのみを暖めるものだが、こちらは金属板の中でオイルを暖める為、比較的だが部屋全体に作用する。
この6種類をチェックしてみたところ…
電気ストーブの種類(品番) | アンペア数 |
---|---|
ニクロム線電気ストーブ(YAMAZEN DS-F041 ) | 4A |
ハロゲンヒーター(テクノス PH-307) | 3A |
カーボンヒーター(コイズミ KKH-0961) | 9A |
グラファイトヒーター(YAMAZEN DCTS-A091) | 9A |
シーズヒーター(セラムヒート ERFT11VS-H) | 2.5A~11A |
パネルヒーター(テクノス GP-001) | 5A~10A |
オイルヒーター(eureks LF8BS) | 5A~12A |
上記の様な数字がはじき出されました。こうしてみると、目安の数字とはだいぶ差がありますね。
ただし実は、せっかく表を見ていただいたのに、お伝えしなければいけないことがあります。
それはどの種類の電気ストーブでも、機種によって大きな差があるということに途中で気が付いたということ…。例えばニクロム線電気ストーブでも、同じく新しめのゼビール DS-C80F-RDだと8Aと倍近い数字だったりもするんですよね^^;
価格コムさんにて遠赤外線ヒーター(ニクロム線やグラファイト、カーボンヒーター等)で絞り込んだページを見てみると、一番右側に消費電力(W)が載っているものは載っているんですが、チェックしていただくと分かるとおりかなりバラバラです。
※ちなみに、アンペア数は『電流(A)=電力(W)÷電圧(V)』で計算できます。日本のコンセントは基本100Vなので、Wを100で割るとアンペア数を導き出せます
こうした点は、ハロゲンヒーターやパネル・オイルヒーターでも同様でした。
暖めるパワーの大きさなどで変わってくるのだと思います。となると、自宅で使っているヒーターのアンペア数については、直接チェックするのが一番だと言えそうですね(汗)
昔の機種だとどうなんだろう
冒頭で「流石に最近の機種はそこまで激しくはないだろう」とお伝えしてこともあって、昔の機種の情報も探してみました。
ひとまず実家に帰れば、以前使っていた親夫婦の新婚の時からあった電気ストーブがまだあるのではないと目論んだのですが、残念ながら既に処分済み…。そして、ネットで探してみても、流石に今やそう取り扱いはないんですよね(汗)
そうした中で、ふと思いつきでYouTubeの検索窓を叩いてみたところ、こんな動画に出会いました。
「そうそう、ワット数の書いてあるつまみを捻ると、温かくなるニクロム線の数が変わるんだよな!」的な部分をこちらで思い出しつつ、私の親と自分自身の記憶を照らし合わせたところ、実家のものは500W、1000Wの切り替え式だったという結論に何とか辿り着いた次第です。
※ちなみに、動画の電気ストーブは400W、800Wの切り替え式です
先程も出てきた、“電流(A)=電力(W)÷電圧(V)"というアンペア数の計算式に当てはめると、実家の昭和の電気ストーブは5A、10Aの切り替え式だったことが分かりますね。
動画のナショナルDS-802場合は4A、8Aですが、これらを考える限り、時代によって電気ストーブのアンペア数に大きな差があるとは考えづらいですね。
途中に入れた表を見てみても、目安の9.9Aはあくまでも目安というのがよく分かります。
モノによっては3Aで済んだり、使い方によっては10Aを超える。だからこそ、使い方次第でバチッとブレーカを落としてしまうんだなと再確認出来ました。
昔は灯油の電源要らずのストーブと電気ストーブを併用していた記憶がありますが、最近は使うとしたらエアコンとの併用が多いでしょうから、かつてよりもよりアンペアを落としやすい存在と言えるかもしれませんね。
電気ストーブでのブレーカー落ちに悩まれている様なら、自宅の電気ストーブのアンペア数、そして契約アンペア数を改めてチェックしてみましょうm(_ _)m
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