「海斗」の意味を特集します!使ってはいけない組み合わせじゃないよ
世の中には色々な名前ランキングがありますが、一時期はほぼすべてのランキングで男の子名としてランクインしていたのが「海斗」です。
最近は多少順位落ち着いてきていて、例えば明治安田生命の2020年名前ランキングでは男の子名の中で62位でした。ただ、今までの人気もあってか色んなところで見かけることが多い名前ですね。
この名前の意味を追いかけると、スケールの大きさやロマンなどを感じられ、発音も含めて確かに人気が出そうな雰囲気がヒシヒシと感じられます。ただ同時に、名前向きの組み合わせではないと言われたりもする漢字だったりもします^^;
そんな「海斗」の意味を、1文字1文字の漢字の全体像、2文字合わせての解釈という流れで特集していきますので、一緒に見ていくとしましょう。私としては非常に前向きな解釈が出来る名前だと思っています~。
「海斗」の1文字1文字の全体像と読み方
画数 :9画
音訓:カイ うみ うな
名乗り:あま み
意味
塩水のあるうみ。大きな湖。同種のものが非常に多く集まっているところ。広く大きい。
ポイント
成り立ちとしては暗いことを意味することに注意が必要だが、日本人にとって国の四方が囲まれた海は無くてはならない存在ともいえる。スケールの大きさや明るくて爽やかなイメージがあり、男女ともに人気のある文字である。
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⇒「海」の意味を名付け視点で大特集!暗い成り立ちも払拭される!?
画数 :4画
音訓:ト
名乗り:とう はかる はるか ほし ます
意味
ひしゃく。容量の単位(一斗は十升)。ひしゃくの形をした星座。二十八宿(1日ごとに月が宿る28個の明るい恒星)の一つ。にわかに。闘う。
ポイント
北斗七星や南斗六星を連想する人も多く、神秘的なイメージがある。「ト」の止め字となる漢字は「人」が人気だったが、最近では「斗」を使う人も増えている。画数の少なさ、バランスの良さから3文字の真ん中の字として使われるケースも多い。
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⇒「斗」の意味を追いかけた!名付けに使うと色んな解釈ができるかも
2文字組み合わせての読み方は「かいと」が代表的ですね。その他に「うみと」や「あまと」なども選択肢にはあがります。ネット上にはその他にも「みと」「みなと」などの例も登場していました。
それぞれの文字をもう少し掘り下げてみよう
『海』は誰もがイメージする塩水の「うみ」。これを中心としてあれこれと名前向けに解釈されることがほとんどの言葉ですね。
上のポイントにもありますが間違いなくスケールの大きい漢字で、器の大きさや何かを包み込む優しさなど、非常にポジティブな意味を名前に印象付けてくれるでしょう。もちろんシンプルに海が好きな人が海に対する想いを載せるなんていう使い方も出来そうですね~。
語源的な意味では古代中国においての海へのイメージとして「暗さ」が取りだたされることはありますが、これは中国が広い国土を持っていたからというのが私の意見です。われわれ日本人にとっては海は欠かせない存在であり、大切な子供に使う漢字としては日本人としての感覚で解釈していって良いと思いますよ。
『斗』は「ひしゃく」を意味する言葉です。
北斗七星や南斗六星といった星座でよく知られている漢字ですが、それぞれひしゃくの様な星座の形を表す為にこの言葉は使われています。そのイメージからか、天体の神秘性だったりロマンを名付けにおいては表現するのに使われることが多いそうですよ。
もしくはかつては「とう」の読みにおいて「闘」の略字として「斗」が使われていたとされ、力強さや男らしさといった解釈でも使われます。こちらは往年の名作である「北斗の拳」のイメージがピタッとハマりますね。
2文字合わせての代表的な解釈は?
それぞれの漢字の持つポジティブな意味を如何に組み合わせるか。それこそが名付けの醍醐味と言えますが、海斗に関しては本当に様々な組み合わせ方が考えられますね。
その上で、私の頭にパッと浮かんできた解釈は…
- スケールの大きい、力強い人になってほしい
というものでした。「斗」に対して力強さが真っ先に浮かんだのは、私が北斗の拳を読んで育った世代だからかもしれません。その分、もしかしたら最近ではマイノリティかもしれませんね(笑)
この例はあくまでも私の解釈で、もちろん他にも色んな意味を持たせることができるでしょう。そうしたところも考えていきたいと思います。
その他の解釈例も見てみよう
縁起担ぎの七の字を意識して、7つの例を出していきますね。
最後の1つはやや無理矢理かもしれませんが、ひしゃくそのものを解釈に使うことも可能ではないかという思いから取り上げさせていただきました。
「斗」の止め字が男の子に使われることが多いですし、「海斗」はやはり男の子に使われる組み合わせでしょう。それを踏まえつつそれぞれの解釈を見ていくと、実に男の子らしさの出た、元気の良い名前だと言えるのではないでしょうか。
たまに『海は成り立ちが暗いから名前に使うのはダメ』『斗にはひしゃくの意味しかないから名前に使うのはダメ』なんていう意見を聞くことがあります。
もちろんそれはそれで1つの考え方ですが、取り上げた8つの解釈例はどれも前向きですよね。それぞれもっともっとポジティブに解釈していける漢字だと私は思っています。
それこそどんな漢字でも多少なりともネガティブな面とポジティブな面を持つものです。
だからこそ「海」も「斗」もしっかりとポジティブな面に目を向けてみてください。もちろんネガティブな面を忘れてはいけませんが、自分の想いと良い点を重ねていけばきっと皆にとって大切な名前になりますよ~。
それぞれの漢字のみを掘り下げた記事もあるよ!
発想のヒントになるかもしれません。また、その漢字を使った他の名前記事へも先の記事から飛べるようにしています。
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