「陽葵」の意味を特集します!気が付けば大人気の名前に
私は色んな名前ランキングを見るのを趣味の1つにしています。
普段は検索ですぐに出る明治安田生命のランキングをチェックすることが多いのですが、先日ふと、岡山の企業であるベネッセさんの2018年の名前ランキングを見たところ、「陽葵」という名前が女の子の1位に輝いていました(明治安田生命だと13位)。
リサーチの総数は明治安田生命の方が大きくはあるのですが、調べるところによってこうもランキングが変わるのだと、名付けの自由さを改めて感じました。
個人的には「陽葵」はカッコいいイメージのある女の子の名前として、先々取り上げようと考えていたのですが、良い機会ですので、本日の記事にしたいと思います。
「陽葵」の意味を、1文字1文字の全体像と組み合わせての解釈という流れで特集していきますので、一緒に見ていきましょう!
「陽葵」の1文字1文字の意味&読み
画数 :12画
音訓:ヨウ ひ
名乗り:あき お おき きよ きよし なか はる みなみ
意味
山の南側。また、川の北側(どちらも日当たりに面している)。日の当たる丘、明るい小高いところ。ひなた。太陽、また、太陽の光。明るくて暖かい。あざやかである。対立する両面のうち、積極的、能動的な方(地に対して天など)。はっきり見えるさま。
ポイント
陰の正反対の言葉として、積極的で力強い字。おひさまの様な明るい人の印象を作るが、「日」よりも積極性のある言葉である。非常にポジティブな名付けをしやすいので、男女問わず人気がある。
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⇒「陽」の意味を特集します!名前がパーッと明るくなる!?
画数 :12画
音訓:キ あおい
名乗り:あお まもる
意味
草の名でアオイ科の多年草(フユアオイ・タチアオイ)。アオイ科の植物や、アオイに似た草につける言葉。
ポイント
近世以降は「葵」という名はタチアオイを意味する。この植物は夏に大きくて優雅な花を咲かせることから、その明るさや美しい佇まいが好まれ、特に女の子名でよく用いられる。
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⇒「葵」の意味を特集します!名前に秘められた希望や高貴さとは?
ベネッセランキング1位の「陽葵」の読みは「ひまり」でしたが、「ひなた」「はるき」という読み方も人気ですね。
ちなみに、実は葵に「まり」「なた」という読みはありません。恐らく、向日葵(ひまわり)のイメージから、当て字として「まり」が使われているのだと思います。「なた」も同じく当て字と言って良いでしょう。
それぞれの漢字のイメージと代表的な解釈
『陽』は主におひさまをイメージして使われることの多い漢字です。
明るくもあり、暖かくもあり、更には力強さや積極性もある。そんなポジティブな解釈をしやすい良い漢字だと言えますね。
個人的にはそれ以外での「陽の当たる人生を」という解釈も好きだったりします。
『葵』は人気の植物由来の漢字です。基本的にはタチアオイでの解釈となりますが、上述のとおり、「ひまり」の読みを使う方はヒマワリも意識されているでしょう。
葵の由来を紐解くと、葉が太陽の方へと向きを変える植物に使われたのが最初です。その意味では、どちらの植物をイメージしてもオッケーと言えるかもしれません。「陽」と合わせると、いつも陽が当たっている印象が浮かび上がってきますね。
なお、自分としては崩しすぎずにタチアオイとして解釈するのが好みです。
タチアオイには「大望」「豊かな実り」「気高く威厳に満ちた美」などの花言葉があり、名前に深みを加えてくれますよ。
また、江戸の徳川家の家紋が三つ葉葵だったことも捨て置けないところ(こちらはフタバアオイが元)。こちらの解釈では気高さと共に、和風の雰囲気が強くなると言えそうです。
これらの2文字を組み合わせての解釈は…
- 明るさと暖かさに包まれた人になってほしい
このあたりがキレイかつ代表的といった印象ですね。
ただし、他にも様々な解釈を進めていけそうな面白い名前です。他も見ていくとしましょう。
2文字での他の例も見てみよう
縁起を大切に、ラッキーセブンの7例で行きますね~。
名前の解釈を考える時は、ネガティブなものも浮かばないかに注意することがあるのですが、「陽葵」の場合は悪い方向のイメージは思い浮かびませんでした。
実に前向きな名前だというのが私の意見ですね。
自分としては1つ目の解釈が気に入っていて、「ひなた」の読みであれば男の子の名付けとして使うのも面白いと思ったりしています。
こうして「陽葵」の解釈を追いかけてみると、明るく暖かいといった印象の他にも、気品や目標へ向かう力強さも漂う、実にポジティブな名前だということが分かります。
ベネッセランキングトップに行くというのも納得の名付け方ですね。
上にも書きましたが、個人的には男の子の名前に使うのもアリだと感じています。女の子に人気の名前ではありますが、字面的にはどっちも行けそうなイメージがあるんですよね。
自分としては、もし男の子が生まれたら名前の候補に入る。そんなことを考えています。
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