「次」の意味を名前向きにチェック!次男だけの漢字じゃない!?
以前に『「二」の持つ意味や名付けのポイント!実は願いを含ませられるよ』という記事を書きました。
そちらでは「二」には次男に使うという以外にも、女性の強調性や優しさを表す要素もあるという話をしています。調べていて特に意外性を感じた記事でした。
そして、今回の「次」。
こちらも次男を示す名前に使う漢字といった印象が強いですよね。果たして「二」と同じ様にそれ以外の意味を持つことはあるのか。
そうしたところが気になり、またまた詳しくチェックしてみることにしましたので、せっせと記事にしていくとしましょう。
いつもの様に「次」の意味を、漢字の全体像、由来や成り立ち、名付けの際のポイントと言う流れで特集していきたいと思います。
「次」の全体像からチェックしてみよう
画数 :6画
音訓:ジ シ つ(ぐ) つぎ
名乗り:ちか つぐ ひで
意味
2番目の。はじめのものの続き。続いて。順序。回数、度数を数える時の言葉。宿る。泊まる。星のとまる星座。また広く物のやどる場所。
ポイント
次男を表すのに名前の中でよく使われていた文字であるが、最近では意味にとらわれず「ジ」の音をあらわす文字として様々な名付けに使われる様になっている。
読みとしては「じ」が特に多いですが、上の名乗りにある「つぐ」「ちか」も結構使われますね。
土台となる意味はやはり『2番目の』『はじめのものの続き』です。
したがって、次男というイメージはどうしても一般的には持たれてしまうでしょう(ちなみに、女の子にはほとんど使われない漢字です)。
中国の春秋時代の歴史書の1つに「春秋左氏伝」というものがあります。
その中に「師退次于召陵」という一節があるのですが、こちらは「軍隊が退いて召陵にて滞留する」といった意味で、軍隊が盟約を結ぶ為にある街に入ったことを指しています。
この様に、次は滞在するとか泊まるといったイメージで使われてきた言葉でもあります。
熟語としても「旅次:宿屋」「席次:席のあるところ」などがあり、古代中国だけでなく、今でもその感覚は残されているんですよ。
こうしたところを考えると、次男意外の方向性でも「人を受け入れられる頼りになる人に~」とか、「人をもてなせる人物に~」などの願いを付加することも出来ると言って良いのではないでしょうか。
由来や成り立ちはどう?
「次」は『二+欠』という組み合わせで成り立つ会意文字です。
これだけだと???となりそうですね。
この場合の「二」は二つのものが並ぶということ、「欠」は人達が前に進まず並んだまま一休みする情景を指すとされています。
そうしたところから、『次々に並ぶ』『並び揃う』というイメージとして使われる記号となりました。そこから派生して「トップの後に続く」という初義が出来上がったと考えてください。
こうした由来を考えると、「人と一緒に頑張れる人に~」とか「誰かの為に動ける人に~」みたいな願いをこめられる言葉とも言えそうですね。
なお、この漢字は先にお伝えした様に女の子にはほとんど使われませんが、実は「妻」と語源を同じとしています(妻にも揃って並ぶというイメージがあるとされる)。
名付けには役立たない情報ではありますが、個人的にはこうした発見が面白いと感じたりします^^
名付けの際のポイントとは
基本的に書く数が少なくシンプルな見た目の漢字ですので、組み合わせる文字は自由に考えて大丈夫です。どの漢字と合わせてもバランスの良い見え方となるでしょう。
ただし、この漢字には人によってはですが、悪いイメージを持っている場合があることには注意が必要ですね。
例えば、なかやまうんすいという方が書かれた「知るのが怖い!名前に良い文字 悪い文字」という本に以下の様な記載があります。
「次」と言う文字には、「やすむ」「つぎの」「つづく」「やどる」「なげき」などの意味があるわけです。生命学的にもうすこしわかりやすく解釈するとどうなるのか。
ひと言で言えば、何かを待っているのに、なかなか順番が巡ってこず、待ちくたびれている様子ということになります。
待っているものが何であるかは人それぞれです。望んでいる地位や仕事かもしれません。愛する理想の人かもしれません。
しかし、待ちくたびれているということは、そうしたものが自分から離れている、もしくは離れていくことを暗示しています。
「なげき」については、次という字の形が口を開いて立つ人が息を吐いている様に見えるというところから来ているそう。
部首である"にすい"が息というのはあくまでも見た目からのもので、成り立ち自体とは関係ありません。しかしながら、これもまた1つの人による解釈だとは言えます。
私個人の意見で言えば、漢字の解釈は人それぞれであり、それで良いと考えています。そうした中で、「次」にしっかりと良い想いを乗せる気持ちがあれば、それだけでポジティブな名前になるというのが最大の思いですね。
良くない名前と言ってくる人に対して胸を張れる。そこをイメージしてご自身ならではの前向きな解釈をする。これがこの漢字を名前に使う時の大切なポイントではないでしょうか。
「宿る」という解釈の仕方が自分としてはかなり勉強になりました。
こうして漢字を追い求めてみると、今までは見えなかったポイントが頭に入ってくるのが何とも楽しいです。
「二」のスピリチュアルな解釈もかなり面白いですが、「次」についてはその意味そのものから次男を指す以外の願い・想いが浮かび上がってくるのが特徴ですね。
良くない漢字だと言う意見もありますが、考えてみれば中国の方々なんかは同じ名前の場合が多いです。そうした中で運勢に差異がある訳ではないでしょう。
想いと言う面で、そうしたネガティブな感情を塗り替えられるならば、この漢字も1つの良い選択肢になると思いますよ(これを聞いてネガティブに感じる場合は採用しない方が良いとも考えています)。
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