クレジットカードとデビットカードの違い!今ではほとんど差が無い!?
昔々、学生時代に管理人がアメリカに住んでいた頃のことです。
10年以上前でも、あの国は既にカード社会。こまごました現金は使う事がありますが、ちょっと大きな買い物をする時や、車の保険などに入る時、はたまた学費の支払いなどにはカードがあると本当に便利でした。
で、ひと言でカードと言っても、財布に入っていたのはクレジットカードだけではありません。当時の記憶では、口座を持っていた全ての銀行のキャッシュカードに、もれなくデビット機能が付いていたので、クレジットカードとデビットカードを使い分けていたんです。
その後、帰国してから気付いたのは日本ではまだまだデビットカードがそこまで広まっていなかったこと。これは、今でもそこまでは変わっていないですが、少しずつポピュラーに、かつ便利になっている様にも思います。
徐々に聞かれる事が増えてきたので、この機会にクレジットカードとデビットカードの違いについて取り上げることにしました。一緒に見ていきましょう♪
2つのカードの最も大きな違い
どちらも銀行口座が必要で、そこから支払った金額が引き落とされる点は変わりません。
その上で、一番の違いは…
カード会社が支払い、それを後払いする
自分の銀行口座から支払う。その場で引き落とされる
この様に、どちらも買い物の際に現金が不要なのは変わりませんが、お金が引き落とされるタイミングが異なります。
クレジットカードは支払いに際し、カード会社がお金を一旦立て替えます。そうして支払った金額を、月に1度、決まった日に銀行口座から支払う形となりますが、デビットカードの場合、買い物をするのと同時に、銀行口座からその金額が引き落とされるのです。
クレジットカードの場合、知らない内に使いすぎてしまうというデメリットがありますが、デビットカードだと、口座に支払い金額分の残高が無いと利用出来ません。
他にも色々な違いが!
その他にも、様々な違いがあります。先にお伝えした支払い方法も含んだ表で見てみましょう。
カードの種類 | クレジットカード | デビットカード |
---|---|---|
支払い回数 | 複数回可 | 1回のみ |
引き落としのタイミング | 後払い | 即時 |
審査 | あり | なし |
不正利用時の補償 | あり | なし |
キャッシング | 可 | 不可 |
利用可能年齢 | 18歳以上 | 15歳以上 |
ポイント還元 | あり | 一部あり(還元率は低め) |
ネットショッピング | 可 | 一部可 |
特筆すべきは、審査の有無です。クレジットカードは収入や職業などに応じた審査が発行に必要で、場合によっては落とされてしまう事もあります。ですが、デビットカードでは審査は不要。
信用情報がどれだけ低くとも発行出来るのは大きなメリットですね。
ただし、ポイント還元率は基本的にはクレジットカードの方が高いので、両方とも持っている場合、クレジットカードを普段は使う方がお得だと言えるでしょう。私もクレジットとデビットの両方が今でも財布に入っていますが、使う頻度が多いのは、明らかにクレジットカードです^^
なお、ポイント還元とネットショッピングについて、デビットカードに「一部」と書かせていただきましたが、実はここが大切なポイントです。
要注意!2種類あるデビットカード
よく「デビットカードはネットショッピングに使えない」と思われている方がいます。実はこれは勘違い。と言うのも、使えるものと使えないものが存在するからなんです。ポイントについても同じです。
デビットカードには…
- 国際ブランド(VISA, JCB)系
- Jデビット
上記の2種類があり、前者はネットショッピング(及びブランド加盟店での買い物)に使えポイント還元も基本的にあります。しかしながら、Jデビットの対応カードには当てはまりません。
大切なところですので、ちょっとだけ詳しく見ておきましょう。
VISAデビットカードとJCBデビットカード
最近主流となっているのはこちらです。
VISA、JCBという代表的な国際ブランドのデビットカードで、それぞれのクレジットカードと同様に、VISA加盟店、JCB加盟店で利用出来ます。国内だけでもVISAでは約282万店、JCBで約587万店が加盟しており、その使い勝手の良さは折り紙付きです。
2つの国際ブランド加盟店での利用が可能ということは、当然ネットショッピングにも使えます。
なお、自営業の身として確定申告の際の仕分けを楽にする為に、私は携帯電話料金の支払いについては、VISAデビットカードで行っています。試しにという形で始めたのですが、以前は出来ないと言われていた固定費の毎月の自動引き落としも問題なく出来ていますよ。
また、海外でも利用出来るというのも大きなメリット。加盟店舗だけでなく、ATMでの現地通貨引き出しにも対応しています。
- VISA
- 楽天銀行(楽天銀行VISAデビットカード)
- 三菱東京UFJ銀行(三菱東京UFJ-VISAデビット)
- スルガ銀行(SURUGA VISAデビットカード)
- りそな銀行(りそなVISAデビットカード)
- 埼玉りそな銀行(りそなVISAデビットカード)
- あおぞら銀行(あおぞらキャッシュカード・プラス)
- 近畿大阪銀行(近畿大阪デビットカード)
- イオン銀行(イオンデビットカード)
- ジャパンネット銀行(JNBカードレスVISAデビット)
- JCB
- 楽天銀行(楽天銀行デビットカード JCB)
- ちばぎん(ちばぎんスーパーカード<デビット>
- 大垣共立銀行(OKBデビット JCB)
- 北洋銀行(北洋-JCBデビット)
上記の銀行で発行可能で、基本的にはキャッシュカードと一体型になっています(三菱東京UFJ銀行、イオン銀行、大垣共立銀行、北洋銀行を除く)。
ただ口座を開設すれば良い訳ではなく、別途申し込みが必要ですので注意してくださいね。なお、年会費が無料のもの、必要なものがありますので、パンフレットなどの説明にはしっかりと目を通しておきましょう。
ポイントなども基本的には付与されますので、ほぼクレジットカードと同じ使い方が出来ます。
Jデビット
こちらは、通常、銀行のキャッシュカードに最初から付いています。
上記の様なロゴを提示している加盟店舗で利用する事が可能ですが、45万店舗と、加盟店数が決して多くありません。使おうと思っていても、使える機会が少ないのが現状ですね。
ネットショッピングでも利用不可ですし、夜間や大型連休などには使えないといった場合も多いです。
国際ブランドのデビットカードと比べて格段に使い勝手が悪いのが問題。デビットカードの利用を考えるなら、先に挙げた国際ブランドのものを1つ持っておくのが良いでしょう。
※大正銀行などの一部銀行、及び、信託銀行やネット銀行などにはJデビットが付いていない場合もあります
私の使い分け方法
私自身は基本的にはクレジットカードを利用していますが、VISAデビットカードも保有しています。ポイント還元率がデビットカードと比べて明らかに大きいので、お得に使うなら、クレジットカードをメインにするのがベストでしょう。
その上で、私にとってのデビットカードの位置付けは「予備」。
もしもクレジットカードを紛失したり、何らかの理由で使えなくなってしまった場合に備えて、常に財布の中には楽天VISAデビットカードが潜んでいます。
それと、有難いのが海外旅行の際に現地通貨を引きおろせるという点ですね。クレジットカードのキャッシング機能だと、どうしても借金というイメージが強く、使うのに少々抵抗がありますが、デビットカードの場合、口座のお金をそのまま現地通貨に出来ます。
空港での両替の手間が省けるのは、海外旅行好きの私にとって欠かせないメリットです。
正直、わざわざ書く様なものではないのですが、私がデビットカードを持っていて良かったと思えるメリットの1つに見栄を張れるというものがあります。
私の使う楽天銀行のデビットカード(VISA)には、年会費たった3,086円で保有できるゴールドカードがあります。
これを財布のカードポケットに刺してみるとビックリ仰天!
VISAマークがあるので、クレジットカードのゴールドカードに見えてしまうんです。
クレ子ちゃんの言う通りで、物凄く姑息と言うか、小者臭がすることは否定のしようがありません。わざわざ口に出してこれを言う事はありませんが、密かに魅力だと思っていたりします(滝汗)
Jデビットしかなかった頃とは違い、今ではデビットカードはほぼクレジットカードと同じ様に利用する事が出来ます。
インターネットショッピングから、普段の買い物、海外での利用まで可能と、本当に便利になってきました。少なくても、ポイントが付くのも魅力ですね。携帯電話料金の話を書いた様に、固定費の支払いにも徐々に対応してきています。
主な違いは引き落としがその場か後払いかのみと言っても良いでしょう。
もし信用の問題でクレジットカードを持てないという事態に陥っても、審査の不要なデビットカードがあれば、大きな不便なく生活を送っていけると言える様な時代になってきているんですよ^^
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