タクシーでクレジットカードが使えない!これってなぜなのっ!?

知っておきたいカード知識

クレ子
クレ助君、タクシー乗る時ってクレジットカード使ってる?

クレ助
僕はほとんどタクシー使わないから、意識したことはないな~。浮かない顔してるけど、どうしたの?

実はこの間、タクシー料金をクレジットカードで支払いしようと思ったら、「使えない!」って凄い怖い顔で言われたんだ…

クレ子ちゃんを睨むなんて…どうしてなのかを調べて教えてあげなきゃ

タクシーを使って、降りる時に料金をクレジットカードで支払いしようとしたら断わられた。こんな経験をしたことはないでしょうか。

私HAGEは仕事柄タクシーを使う機会が多いのですが、何度かそうした事態にブチ当たりました

使えないなら使えないで、問題なく現金で支払いをするんですが、基本的には使えるタクシーが多いので、利便性を考えると「何だかな~」という気持ちになってしまいます。とは言え、グチを言っても仕方がありません。

どうしてクレジットカードを使えるタクシーと使えないタクシーがあるのかを知っておけば、そうしたモヤモヤした気持ちも多少は晴れるもの。合わせて、使えないという状態を避ける方法が分かれば、トラブル回避に繋がります。

今回はその2つをテーマに記事を書いていきますので、似た経験をされた方はぜひ一緒に見ていきましょう^^

スポンサーリンク

クレジットカードが使えないタクシーがあるのはなぜ?

タクシーでクレジットカードが使えないのは以下の2パターンのどちらかです。

  • クレジットカード決済端末を導入していない
  • 端末はあるけど、事情があってドライバーが断る

前者については、もはや仕方がないですね。

都市部については、ほとんどのタクシーがクレジットカードを使える環境にありますが、特に年配ドライバーの個人タクシーや、田舎のタクシーなんかでは、端末そのものが無いということも十分にあり得ます。

窓にクレジットカードのステッカーが貼られているかどうかに注意しておきましょう。

確かに端末が無いと払える訳がないよね…

後者については、状況が多岐に渡りますので、ちょっと細かく解説していきますね。

タクシーでカードが使えない事情とは何なのか

タクシーの中

まず、一番多いとされているのが…

  • クレジットカードの利用手数料を支払いたくない

こちらですね。

会社によるところだと思いますが、基本的にクレジットカードの利用手数料は運転手の給料から支払うことになっていると言われています。

割合は会社によって違うのですが、大体5%前後だそう。

売り上げからその分の利益が減ってしまうので、どうしても敬遠されるという訳です。個人タクシーの場合は言わずもがなですね(こちらは確定申告の際に経費には出来ますが…)。

拒否された経験者と話をすると、ワンメーター等、近距離でのタクシーの利用の場合が多いです。近距離だと売り上げも利益も長距離と比べると減ってしまうので、乗務員としてはより損をしているという感覚になってしまうのでしょう。

とは言え、サービスとして使えるはずのものであるならば、使わせて欲しいというのが消費者の心理でもあります…

■ただし、ドライバー負担の会社ばかりではない

中にはドライバーではなく、会社がクレジットカードの手数料を負担している場合もあります。

特に聞くことが多いのが、最初はドライバーの負担にしたものの、労働組合からの訴えで撤廃するパターン。私は運転手さんにやたらと話しかけるタイプなのですが、何度かそう教えてもらいました。

例えば、クレジットカードを利用すると言うと嫌な顔をされるなどは、サービスの低下となり最終的には売り上げも減ってしまうはず。そうした意味でも、利用感の向上の為に、是非ともすべての事業所で手数料は会社負担としてもらいたいものです。

もちろん、乗務員が「儲けが減るから」と拒否するというのが唯一の理由ではありません。

他にも、やむを得ない事情があるという場合もありますので、そちらも簡単に見ておきましょう。

スポンサーリンク

“使えない"という事情もある

タクシー業界にはかなり高齢の運転手さんも多いです。

人にもよるでしょうが、そうした方々が新しい機器に適応出来なくても無理はありません。カーナビを使えないドライバーにも何度か当たったことがあるくらいですから、クレジットカードの機器の操作に慣れるのも大変でしょう。

そう。「使い方が分からない」。これも時折あり得る理由なんですね。この辺りは、研修を充実させるなどで対応していただければといつも思います。

他にも、端末によっては通信に時間が掛かることがあり、例えば住宅地の狭い一本道で後続車がいる時などはカードの利用が難しいという事情もありますね。

また、山奥等、電波状態の悪いところでは、端末での通信が上手くいかないなんてことも十分にあり得ます(オンライン端末に限ります)。それと、稀でしょうが、端末が故障してしまっている時なんかは当然カードが使えません。

どれも使い様がない状態ですので、これらの状況になった場合はカードでの支払いは諦めるしかないでしょう。

と言っても、もし現金持ってなかったら大変なことにならない?

全くもってその通り。現金が無くてカードに頼ろうなんて時にそれが使えないなんてことになると、トラブルを招いてしまうことになります。

これに限らず、あらゆるトラブルを回避する為に、私が意識していることを最後にお伝えしていきますね。

クレジットカードの利用が不可で困った状況にならない為に

駅前の風景

何より大切なのは、乗車前の行動です。

出発した後や、支払いの段階ではなく、タクシーに乗る前に「クレジットカードは使えますか?」と聞いてしまえば、大きな問題となることはありません。

使えなければ、「現金が無いので他のタクシーにします」と、次のタクシーを待てば良いのです。運転手さんに悪い気がするかもしれませんが、カードが使えないという状況はドライバー側も困るもの。基本的にwin-winの選択だと思いますよ。

一番悪いパターンが、後からクレジットカードが使えないということが分かって、運転手さんと争ってしまうこと。

誤解を恐れずに言えば、タクシーの乗務員ってイケイケな人が多いので、大喧嘩になってしまうこともありますし、嫌な思いをしてしまうこともあるでしょう。これでは、お互いに気持ちの上での損をしてしまいます。

必ず乗車前にクレジットカードが使えるかを聞いておく
。もし、窓にカード利用オッケーのステッカーがあっても、この行動に出ることがトラブル回避には欠かせません。

なお、電話でタクシーを呼ぶ場合や、タクシー乗り場に並んでいる時でも同じです。電話で先に伝えておいたり、次の人に譲って、その次のタクシーにしてしまえばオッケー。気持ちよくタクシーを使う為にも、これを徹底的に意識することをお勧めします♪


タクシーに乗る前のひと言を忘れずに!

クレジットカードを使えないタクシーは今でも沢山走っています。拒否されることもあるでしょう。

端末がある場合でも無い場合でも、それで腹を立てるのは得策ではありません。大きな気持ちを持って、「使えないなら仕方ない。次のタクシーにしよう」と、開き直る様にしてください。

ちなみに、私は運転手さんの売り上げの都合でカードの利用を断られた場合には、どうしても次回以降、その会社のタクシーを使うのを避けがちです。少なくとも、電話でタクシーを呼ぶ時には使わないという選択をしてしまいます。

きっと、これは私だけではないはず。結構な売り上げを損失しているのではないでしょうか

願わくば、全てのタクシー会社に、手数料を会社負担にしてもらって、気持ち良くタクシーを使える様にしてもらいたい。イチ消費者としては、いつもそう思っています。

スポンサーリンク