「祐」の意味をチェックしよう!神様がくれた名前になる!?
しめすへん"礻"は神様に関する何かの漢字に使われることが多いです。
今回取り上げる「祐」についてもやはりそうで、以前に「祐介の意味」を取り上げる記事を書いた時に、そのイメージはあらかた掴んでいました。
今は過去に取り上げた名前に使われている漢字(1文字)をせっせと記事にしているということもあり、今回は「祐」を取り上げることにしたのですが、その際に「祐 意味」を検索してみると、Yahoo!!の虫眼鏡キーワードに「祐 意味 神様がくれた」という3語を発見し、大いに興味をそそられています。
確かにそれに近いイメージを持っています。ただ、確信は持てません。成り立ちや由来まで見ていったらどうなるかなと。そこが私の注目ポイントでした。
そんなこんなであれこれとリサーチを進めましたので、「祐」の意味を漢字の全体像の振り返り、由来や成り立ち、名付けの際の注意点という流れで特集していきたいと思います。
まずは「祐」の全体像から振り返ろう
画数 :9画
音訓:ユウ たす(ける)
名乗り:さち すけ たすく ち まさ ます むら ゆ よし
意味
周囲からかばって助ける。また、そのこと。神が福を下してかばい助けることを示す。
ポイント
「佑」とほぼ同じ意味だが、しめすへんを含む故に、より神の助けという意味合いがハッキリと出る言葉。人と助け合う優しさを持つ、神の祝福を得られる様になどといった願いを込めて使われることが多い。
読みとしては「ゆう」が一番多いです。ただ、1文字だと「たすく」も代表的ですし、2文字以上での止め字の「すけ」も人気です。
また、女の子の名前の場合、「ゆ」という読み方が可愛らしく人気を集めています。「真祐(まゆ)」みたいな感じですね。
基本的な意味としては「助ける」が中心にあります。ただし、ただ助けるのではなく「神の助け」といったイメージで使われる漢字です。
あとはこれをどう解釈するかで、確かに「神様の助けで生まれた子」の様にその解釈を進めてみると、前述のキーワードにあった「神様がくれた子」という言葉にも違和感は出ませんね。
もちろん、他にも様々な想いを乗せられる言葉です。例えば…
- 誰かを助けられる優しい人になってほしい
- 人生において神様の祝福による助けがありますように
この2つが代表的な解釈で、どちらか片方、もしくは両方の願いを乗せて名付けの漢字に使う方も多いとされています。
「神様に助けられるだけじゃなく、そこからの学びで人を助けられる様になる」
こうした考え方は、人生において大切なメッセージとも言えそうですね~。
由来や成り立ちを掘り下げるよ
祐は『示(神)+右』の組み合わせで成り立つ漢字です(形声文字)。
しめすへんの神様はそのままですが、分かりづらいのが「右」ですね。
右は右手の機能から発想された漢字だとされ、そこには「枠を作ってその中に物を囲う」「中のものを周囲からかばって助ける」というコアイメージが存在します。
その内、「祐」に使われたのは後者のイメージです。
神様とこの要素を合わせると、『神様が福を下して、かばい助けること』を指しますね。
例えば祐助(ゆうじょ)という熟語があるのですが、こちらには「天や神仏がたすけること」という意味がありますが、こうしたところからも実に神々しい漢字だというのが分かります。
中心にあるのは神様の助けであり、それが派生して神様以外の助けにも繋がっていく。由来や成り立ちを考えると、このイメージで、神様の存在感がより浮き上がってくるとも言えそうです。
名付けの際に注意点はある?
どことなく宗教的な雰囲気を感じる漢字ではありますが、名前に使うにあたっては一般に浸透している文字ですので、そう重く考える必要はないでしょう。
普段宗教と関りが薄い人でも(例えば実家の仏教がどの宗派かもすぐには出てこない私の様に)、「神様仏様~」と普段イメージするままの感覚で使ってオッケーな漢字だと自分は考えています。
注意点としては、男の子の名付けに人気の漢字なので、男性のイメージが少しばかり強いことですね。
女の子の名前にする時は、性別が紛らわしくならない様にすることがポイントです。例えば「祐香」「祐菜」「沙祐里」などはパッと見で女の子だと分かる名前ですよね。
もちろん、男性っぽく見える名前でも全然問題ないのですが、そうした名前にする場合は最初に「女の子です」と伝えるなどの意識が大切になってくるでしょう。
「神様がくれた~」は一歩掘り下げた解釈で、その土台には「神様の助け」という意味がある。これが考えの基本となる漢字が「祐」です。
例えば、神様を大切にしている一家であれば名前にはピッタリの選択肢になるでしょう。
また、「ゆう」の読みには常に人気があり、色んな漢字を探す方も多いです。そうした中で、思いやりのある雰囲気、また縁起の良い雰囲気の漢字を探しているならば、これまた良い選択肢になると思います。
ポジティブな意味しかない漢字ですので、解釈を深めつつ名前に使うかどうかを考えてみてくださいね。
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