「花」の意味を名前向きに大特集!可愛いだけじゃないのが面白い
男の私は女の子らしさとは無縁です。持っていないものだからこそ、女の子らしい人に魅力を感じもします。
そんな女の子らしさって、見た目や仕草、性格などから伺うものだと思いますが、名前もまた一つの要素だと思うんですよね。名前に引っ張られて女の子らしさが際立つとでも言いましょうか。
そして、そんな雰囲気を前面に押し出せる代表的な漢字が「花」です。
男性にはやはり使いづらく(最近はゼロではありませんが)、女の子の名前の代表格だと言えるでしょう。
今回はその「花」の意味を、漢字の全体像、由来や成り立ち、名付けにおけるポイントを含めつつ特集していきたいと思います。ご自身のペースでチェックしていってくださいね。
「花」の全体像からチェック
画数 :7画
音訓:カ はな
名乗り:はる みち もと
意味
植物に咲く花。花の様にキレイなもの。また、花の形に似たもの。様々な色や形のまじった模様。派手で華やかなさま。美しさや名誉。
ポイント
非常に女性らしい雰囲気を持った漢字。「カ」と読む止め字として使われることが多く、「香」を凌いで、最近では1番人気とされている。読みの同じ「華」は豪華で華麗、「花」は清楚で可憐なイメージを持っており、より可愛らしい文字と言える。「花のように~」との意味付けが基本で、様々な解釈が出来るのが楽しい。
1文字で名前にする場合は「はな」、2文字以上だと「はな」と「か」が使われることがほとんどですね。
土台としての意味はやっぱりフラワーの花。
ただ、シンプルに見えても「花の様に~」の先には様々なイメージがもたらされますので、掘り下げて考えていくと本当に様々な解釈をしていけます。
花の魅力はどうしたところにあるでしょう。例えば…
- 可憐でもあり、美しくもある
- 季節の移ろいを感じられる
- 自然な美しさ、可愛らしさ
- アレンジをすることで色んな見え方が楽しめる
- 色々な花を合わせることで華やかになったり、風情が出たりする
- 何もない道端であっても花があると風情たっぷりになる
- 見た目だけでなく、香りも楽しめる(癒し効果とか)
私の頭にすぐに思い浮かんだのはこうした特徴です。もっと考えていけば、まだまだ出てきそうですよね。
そうした魅力を願いに変えていく。こう考えると、「花」の意味は大きく広がりを持つというのが非常に面白い点だと思います。
『可愛くもあり、美しくもある人になってほしい』
『四季を感じられる心の余裕を持ってほしい』
『周りを彩ることのできる人になってほしい』
『癒し感たっぷりの人になってほしい』
などなど、名付け側のこだわりを載せやすい漢字だと言えるでしょう。
むしろ、解釈が多すぎて悩みが出てきそうなくらいです。
欲張って全部をというイメージで決めてしまっても良いのですが、ある程度は焦点を当てたいもの。
もしこれだ!というところへと絞り込めない時は、目をつぶって頭の中で「花の様に」と唱えてみましょう。この言葉に続いて思い浮かんだものが、きっと自分にとっての象徴的な花の特徴だと思いますよ。
由来や成り立ちにも目を向けてみよう
花は『草+化』の組み合わせで成り立っている形成文字です(化が「カ」の読み)。
「化」もまた「人」と「匕」の組み合わさった文字ですが、これだけ見るとややこしいですね。
匕はひっくり返っている人の形から生まれた字で、人の文字と合わせて『正常に立っている人がひっくり返る』様子を表しており、化は「姿が変わる」「別のものに変わる」というイメージを持つに至ります。
つまり、花という漢字は「草(つぼみ)の姿が変わったもの」ですね。そこから現在の意味が出来上がりました。
こうした由来を考えると、「咲く」という点に漢字の成り立ちとしてのスポットは当たっていると言えそうです。
- 夢が花開く様に
- しっかりと成長していける様に
- 盛り上がりのある人生を
例えばこんな名前への解釈が漢字の土台からは浮かんできますね。
「花の様に~」だけでなく、花の咲くさまも願いの元となる。こう考えるともっともっと広がりを持っていきますし、そこにも面白みがあると思います^^
名前に使う際のポイントは
広く解釈の出来る漢字ですが、世間一般には可愛らしいイメージがあります。
可愛いとは少々方向性の違う花の綺麗さを表そうとする場合、組み合わせる文字でそうした面を強調するのがポイントですね。
「美花(みか)」「麗花(れいか)」「涼花(りょうか)」などがその代表例です。
もちろん、可愛らしさという印象を活かそうとすれば組み合わせは自由です。文字的にはシンプルな見た目ですので、どんな文字とも相性は良いですよ~。
なお、非常に女の子のイメージが強い漢字でもありますので、男の子っぽい字や硬めの字と組み合わせたとしても女性らしさが出てきます。
例えば、名前に使うかどうかは別として、「輝花(てるか)」「龍花(りょうか)」「蓮花(れんか)」などの組み合わせも、パッと見で女の子という印象が感じられますよね。
反面、男の子に使うのが難しい漢字だとも言えます。赤ちゃんの名前ハッピー辞典に載っていた名前例も女の子のみでした。
どんな漢字でも、名付けは自由で面白いというのが私の持論ですが、「花」は特にそうした面白さを深く持った文字だと感じます。
名付け側の赤ちゃんに対しての想いは千差万別。
自分自身のとっておきの願いをこめてあげましょう。素敵な漢字なので、きっと名付けられた子は名前を好きになってくれると思いますよ。
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