「咲」の意味と由来を名前向きに掘り下げていたら中々驚かされた!
1文字でも印象的、2文字以上でも使い勝手の良い漢字はあれこれとあるでしょうが、私にとって「咲」はその代表格です。
30代も中盤に差し掛かった私の子供の頃はこの漢字一文字の名前はそう見かけませんでした。ただ、最近は目にする機会も多いですね。
私の友人の子供にも咲ちゃんがいますが、個人的に可愛らしさとカッコよさが同居している様な雰囲気を感じています。
もちろん、雰囲気だけでなく名付けには意味も大切!
その上で、漢字そのものの意味として真っ先に思い浮かべるものは花などが咲くというものですが、名前向けに意味を詳しく調べていくと思わぬ発見があるもの。そんなことを考えながらリサーチしていたら、今回の「咲」の意味には中々驚かされました。
と言うことで今回は「咲」の意味を名付けの際の参考になる様にあれこれと掘り下げていきたいと思います。
「咲」の全体像からまずはチェック!
画数 :9画
音訓:ショウ さ(く) わら(う)
名乗り:えみ さき さく
意味
笑う。花がさく(日本語のみ)。
ポイント
漢字本来の意味は「笑う」であり、山の花が開くことを「山が笑う」と例えたことから、現在の日本語では「花がさく」の意味で使われる様になった。どちらの意味を取っても前向きさのある言葉だが、花と笑顔のイメージが重なると更に印象が明るくなる。平成になってから人気の出た漢字で、最近では定番化している。女性の印象が強いが、組み合わせ次第では男の子の名づけにも利用可能。
1文字で名前に使う場合「えみ」「さき」の2つの読みが代表格となってきます。
2文字以上で組み合わせるならば、上記の2つ以外にも「咲彩(さあや)」など「さ」の響きを使ったり、男の子には「さく」の読みが登場することも多いですね。
私が何よりも驚いたのが、本来の意味が「笑う」というものだったという点です。
日常生活においてはほぼほぼ「花が咲く」という形で利用していた漢字なので、全くもってスマイリーな言葉だとは認識していませんでした。
したがって、美しく咲き誇るとか、そうした方向の名付けの意味をイメージしていましたが、実のところはもっとバリエーションが増やせる。そんなことに気づき、改めて名付けの面白さを感じています。
名前に持たせるこの漢字の代表的な意味としては…
- 咲き誇る花の様に~
- いつでも笑顔でいられる~
- 笑顔の絶えない人生を~
- 笑顔が花の様に咲き乱れる~
とか、こんな感じでどちらかの意味にアプローチする、はたまた融合させた形で解釈するといった流れが思い浮かびますね。
由来や成り立ちも掘り下げてみよう
咲は『口+关』の組み合わせで成り立っている漢字です。
「口」はそのままの意味ですが、「关」については八と天を組み合わせた旧字があり、そちらの意味が元。
この場合の八は意気や声が分かれ出ることを示す符号で、天は体をくねらせ頭を傾ける人を指すとされています。
つまるところ、体をくねらせ声をあげて笑っているという情景を指す言葉だと言えますね。
※もう1つの説として关が「髪を長くした若い巫女である」というものがあり、それが笑顔の象徴ともされています
こうした由来を考えると、微笑みというより、もっと大きな笑いがイメージされますね。
笑顔の絶えない素敵な人生になる。そんな雰囲気が漢字に漂ってきます。
名付けの際のポイントに要注意
非常にポジティブな意味を持った漢字ですので、意味の組み合わせとしてはどんな漢字とも相性が良いと言えます。
ただ、見え方として口を含む漢字と合わせると、少しばかりうるさい印象になってしまうことに注意が必要ですね。
例えば「呼咲」「唆咲」「唯咲」の様に実際に2つの漢字を並べた形で見てみると、そのイメージがしやすいかと思います。
あとは好みの意味を持つ漢字と組み合わせたり、一文字だけで使って咲の意味を強調させるなど、好みに合わせて考えていって問題無いでしょう。
なお、私自身この漢字は気に入っていて、男の子に使っても素敵な雰囲気が出ると考えています。「優咲(ゆうさく)」とか「咲人(さくと)」なんていうのも、響きは一般的ですが、字面は非常に新鮮ですよね。
個人的には男の子でも女の子でも、自分の子供に使いたい字の候補上位に入る漢字だったりします。
漢字の意味って時に自分の常識だけでは読み切れないものですね。
咲に笑うという意味があること自体知らなかったですし、更にはそちらが元の意味ということに驚かされました。
そして、ただ花が咲くというだけでないことが、私がこの漢字を気に入る様になった大きな要因です。
自分の人生においては、笑うということはかなり重要なウェイトを占めています。そうした中で、笑顔が咲きまくるみたいなイメージは、自分の子供に対して持つ願いとしては何よりもピッタリはまるんですよね。
もちろん、詳しい意味を知ったばかりの漢字ですし、他の色んな言葉と比較して考えていくことにはなりますが、その中心としてこの漢字が捨て置けないものになりそうです^^
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