家賃はクレジットカードで支払いできる?変わりつつある賃貸業界
以前、「公共料金のクレジットカード払い!メリットとデメリットを大特集」という記事を書きました。最近では様々な固定費がクレジットカード払いに対応してきていて、どうせ払うならポイントを貰える分、カードで支払うのが得という考え方が広まりつつあります。
毎月毎月払う必要があるものなら、クレジットカードで支払っていれば自動的にポイントが貯まります。これは実質的には割引と同じ。カードの還元率分お得になる訳ですからね。
さて、今回のテーマである家賃についてですが、クレ助くんの言うとおり、昔は家賃のクレジットカード払いはほとんどと言って良いほど不可能でした。出来たとしても、専用のクレジットカードを作らされたり、手数料を負担させられたりと、お得感は薄かったですね。
私自身、不動産会社に勤めていたことがありますが、社員は誰もが「家賃は銀行振り込みで」支払っていた記憶がありますね。
しかし、時代は常に進化しているもの。現在では、手持ちのクレジットカードでの支払いに対応している物件も多数存在する様になりました。その概要と、どうすればカード払いに対応した物件を見つけられるのかについて一緒に見ていくとしましょう♪
家賃がカードで支払える様になりつつある
大前提として、現状で家賃を手持ちのクレジットカードで支払い出来るのは、全ての物件ではありません。しかしながら、ここ数年で一気に対応物件が増加しています。
最も影響力が大きいのが、「いい部屋ネット」で有名な大東建託が手持ちカードでの家賃の支払いに対応したことでしょう(2014年の11月から全戸ではないがほとんどの物件に対して)。
このシステムの導入時期には大きな話題となりました。
「手持ちクレジットカードで家賃を支払うことが可能。」これを堂々と売りにしたというのは、私の中ではかなりセンセーショナルなニュースでした。と言うのも…
- クレジットカード会社は本来手数料を支払い側に負担させるのを禁止している
- しかし、大家は手数料分を負担するのはツラい
- したがって、手数料を一部借り主の負担にしていた
以前はこの図式がまかり通っていたからです。カード会社が原則禁止にしていたことを実はこっそりとやっていた。あまり大きな声では言えませんが、家賃のカード払いはこれが主流でした。しかも、専用のカードが必要な場合が多かったですね。
手持ちカードでの家賃払いを宣伝文句の1つにするという事は、カード会社にも堂々とした対応をする必要がありますよね。
私が驚いたのはココ。つまり、実質、カードの手数料を大家さんに完全に負担させることを納得させたという事なんですよ。私が不動産業界で働いていた頃には、想像も付かない様な大事件だったんです。
専門の決済会社を通すことで、手数料の負担を3%弱まで落とせる様になったこと(普通は約5~8%)や、利便性を上げることで、空き部屋を減らし、家賃の低下を防ぐ為など、色々な理由が考えられます。
兎にも角にも、部屋の借り手からすると、かなり嬉しい変化だと言えますね。家賃を月7万円とすると、年間84万円。これに付くポイントはバカに出来ないですから^^
クレ子ちゃんの言うとおり、そこが一番気になるポイントですよね。一気に見ていきましょう。
家賃のクレジットカード払いが出来る賃貸物件の探し方
最終的には、物件を見に行く際に、紹介してくれる不動産会社に聞いてみるというのが結論にはなってしまいます。しかし、その前の段階、つまりクレジットカードでの支払いを前提に探すなら、前述の大東建託の「いい部屋ネット」で対応物件を見るのが一番手っ取り早いでしょう。
現在はクレジットカード払い対応物件を探す為の特設ページが用意されています^^
その他、(私の独断と偏見による)有名どころのサイトをカード払いに対応しているか、主にそのサイトの自社物件について調べてみましたので、ザッとご紹介しますね!
- アパマンショップ
- エイブル・CHINTAI
- ピタットハウス
- ミニミニ
- レオパレス
- UR賃貸住宅
一部物件で手持ちカードでの家賃の支払いが可能。店舗に要確認。
初期費用については一部対応しているが、家賃については現状では対応していない
自社(スターツ)の管理する物件の家賃については、専用の「夢なびVISAカード」でのみ支払い可能
基本的に自社管理物件の家賃の支払いはオリコの自社カード「ミニテックカード」を指定される
JALカードでの支払いが可能な場合も
カードでの家賃の支払いは不可
- HOME’S
- アットホーム
カード決済システムの導入を進めている。物件を管理している不動産会社が専用端末を導入していれば可能
HOME’Sと同じく、物件を管理している不動産会社が専用端末を導入していれば可
※上記情報は2015年11月22日時点でのもの
なお、基本的に賃貸のポータルサイトは、その会社以外の物件も取り扱っている場合がほとんです。
したがって、物件を管理している会社によっては、手持ちクレジットカードでの家賃の支払いに対応している可能性もありますので、やはり直接問い合わせてみるのが一番と言えますよ。
家賃をクレジットカードで支払えれば、毎月の出費からポイントをより効率的に生み出せる様になります。可能であれば、どんどん取り入れていきたいですね!
ちなみに、このサイトとしては、カードを指定される場合(つまり作らされる場合)に関しては否定的。家賃用にカードを作ることで、他のカードが作れなくなってしまうかもしれませんからね。
だからこそ、大東建託や、一部ポータルサイトが進めている、「手持ち」のカードでの支払いというのは、面白い試みだと感じています。
そうそう。調べる限りではですが、こうした家賃のカード払いは申し込み時にのみ指定が可能な様。したがって、現状銀行振り込みにしているものを、途中からクレジットカード払いに変更することは出来ませんのでご注意を。
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