「悠」の意味を名前向きに大特集!現代人には外せない要素が入るかも
『悠』は「悠々自適」ですとか、英語にするとエターナルとなる「悠遠」など、普段の生活でも時折使ったり出会ったりする漢字ですよね。
しかしながら、熟語の意味は分かれど、「悠」単体の意味を答えらえる方は一気に少なくなるのではないでしょうか。ある程度はイメージ出来ても、正確に答えるとなると難しい。そういったイメージを私は持っています。
この漢字は名付けにも人気のある字の1つで、名前をつける時にはやはり意味を深く知っておくに越したことがありません。
そんなことを考えつつ、今回は「悠」の意味を、漢字の全体像、由来や成り立ち、名付けの際のポイントという流れで特集していきたいと思います。一緒に見ていきましょう!
「悠」の全体像から見ていこう
画数 :11画
音訓:ユウ
名乗り:ちか ちかし はるか ひさ ひさし ゆ
意味
物思いが長く続いて絶えないさま。どこまでも長々と続くさま。距離が遠かったり、時間が長い。ゆったりとしている。
ポイント
心という字と、長く続くという意味を持つ攸を組み合わせてゆったりさを表した文字。距離的にも時間的にも大きなものへの憧れが含まれているとされる。ゆったりとした落ち着きを表すと同時に、スケールの大きさも感じさせられる。皇室の秋篠宮悠仁親王殿下の誕生でより注目される字となった。
名前に使う時の読みとしては「ゆう」が一番多いです。ただ、「友悠(ともはる)(ともひさ)」「真悠(まゆ)」など、「はる」「ひさ」「ゆ」などの使い方も時折登場します。
悠仁様も「ひさ」の読みですね。
ポイントにもありますが、確かにスケールの大きな漢字ですね~。同時におおらかさも感じられます。
意味的には悠々自適の悠は「ゆったりと」、悠遠の悠は「時間、もしくは距離が長い」と言ったところでしょう。
この忙しい時代においては、どんな時でも余裕を持って構えておくことは凄く大切だと思いますが、そんな近代人にとっては欠かせない要素がしっかりと詰まった漢字ではないでしょうか。
名前の解釈の土台としては…
- いつでも心に余裕を持った人になってほしい
- とにかくスケールの大きな人になってほしい
- いつまでも幸せに生きてほしい
このあたりが中心になってきそうですね。
個人的にはかなり素敵な名前になる漢字だと思っています!
由来や成り立ちも詳しく
悠は『攸(細長い)+心(こころ)』の組み合わせで成り立っている会意文字です。
「細長い心」ではちょっと分かりづらいですよね。「攸」を掘り下げると更に由来が見えやすくなってきます。
この攸については『人(ひと)+|(縦線)+攴(動作)』が組み合わさっている文字で、まず、縦線が「長く伸びること」を表しているとされています。
そして、そこに人と動作が交わることで、誰かの思うという行動がが長く続くことを指す様になりました。更にそこに心が合わさって生まれた初義が「物思いが長く続いて絶えないさま」です。
距離的な意味もある言葉ですが、こうして由来を見ていくと、「ゆったりと考える」という観点がより強みを帯びてくると言えそうです。
自分としては由来をリサーチしてみて、なおのこと現代人向きの良い漢字だという印象が強まりました^^
名付けの際に注意点はある?
名前は基本的には自由に考えて良いものではありますが、「悠」は少しばかり男の子のイメージが強い漢字だと言えます。
つまるところ、女の子に使う場合は性別が紛らわしくなりやすいので、女性らしい字と組み合わせる、もしくは女性らしい読みを意識するのがオススメではありますね。
例えば、「悠花(ゆうか)」「悠美(はるみ)」「悠菜(ゆうな)」などはパッと見でも女の子の名前に映ります。
それと、当サイトではよく取り上げるのですが、思いついた組み合わせに実は熟語があり、想定している意味と違う捉え方を周りにされることがありますので、熟語には一応注意を払っておきましょう。
「悠」の場合は…
悠久(ゆうきゅう):果てしなく長く続くこと
悠然(ゆうぜん) :ゆったりしている様子
大悠(たいゆう) :気が大きくてゆったり構えていること
悠紀(ゆきすき) :天皇の即位式である大嘗祭における祭事の名称
などが名前っぽい組み合わせですね。どれも悪い意味を持ちようがないので心配はいらないとは言えますが、折角なら意味を知っておくに越したことはないかと思います。
最近は仕事に励み過ぎて心の余裕を失っている私ですが、この漢字を取り上げただけで気持ちが大きくなった気がします(笑)
私の本名は「裕介」というのですが、先の裕の字を悠に変えたいくらいの好みの漢字だという感想をリサーチを通して持ちました。
スケールの大きさもそうなんですが、あれこれとゆったりと考えられる人が昔からの理想像だというのも理由です。
自分としてはかなり良い漢字だと思っていて、私の子供にも機会があればこの漢字を使いたいくらいだったりするんですよ^^
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